2年前からほぼ毎日、午後3時過ぎになると私のオフィスに顔を見せてくれる9歳のJJ。
久しぶりに懐かしい仲間との再会 Long time no see.....
Beautiful September!
お茶にこだわるあなた
日本ではゴールデンウィークが終わるころ、今日は、4月22日のブログで紹介したミステリオテイーンズで紹介したラーメンソングの作詞作曲家・アーチストALEX YORKが、とっても感動的なプレゼントを届けてくれたお話です。 アレックスの日本に対する知識は、なんといってもそれを学ぼうとする姿勢と、どこまでも広がる好奇心があるから。その学んだ歴史を元に歌にしてしまう才能の持ち主、しかもJ-POP風に! そんな彼が病みつきになっているという鹿児島の深蒸し茶(さえみどり):http://www.yuuki-cha.com/organic-green-tea/sencha/saemidori-sencha
ここまで行き着くには、それはたくさんのお茶を実際に飲んで自分の舌で確かめたというお墨付き!
私があまりに感動して、えええ〜〜〜深蒸し茶飲んでみた〜〜〜い、とだたをこねたら、なんと今日、そっと私のアパートに彼から小さな紙袋が届いていたのです。
しかも、、、、ただお茶の葉だけじゃなくて、手書きのカードと、その上、お茶の葉を入れる空の茶筒が入っているではありませんかっ。
この気配りに久しぶりに感動してしまった私です。
常に相手の気持ちを考え、自分がとった行動で相手の人が笑顔になってくれたら僕は幸せ、という彼のやさしさも、素敵なMake a Difference。
そんな彼が最近『お茶にこだわるあなた』という歌を作詞作曲。早く、聞きた〜〜〜〜い。
さてさて、この前のブログでお伝えした映画監督リンダホーグランド氏のキャンペーンもあと10日あまりで締切です! お陰さまで、目標額の85%を達成し、ゴールまであとちょっと。引き続き応援お願いいたします!
そして、ミステリオサマーキャンプの申込も受付中!!!
Congratulations!!!
w 日本の3月は卒業式や卒園式で大忙し! ミステリオの中にも大勢のキャンパーやスタッフたちの式が続々。 その一人、小学生からキャンパーとして参加、大学生になるとカウンセラーに立候補、立派につとめあげてくれたMINAMIも大学を卒業!! 時間が経つことの早さにびっくりしてしまいます。
すべての卒業生に、おめでとうのメッセージを心から送らせてください。
そしてここニューヨークの3月は、ミステリオの仲間たちがそれは大勢訪ねてくれ、その都度ミニ・リユニオン(同窓会)で盛り上がりました。
こちらは訪ねてくれた仲間との記念撮影の数々、お楽しみください。
NANAは幼少をニューヨークで過ごし、高校生でミステリオデビュー、カウンセラーを経て大学卒業後、社会人に。
ZABU とは随分前にニューヨークで知り合い、ラッキーにも去年のサマーキャンプ、クリスマスパーテイーでのゲストとして来てくださった最高にクールなダンサー。
カウンセラーだったTOMOSUKEと彼の弟が初ニューヨーク、彼らを囲んで、Thomas, Taku そしてMattと大集合。
小学1年生でキャンパーデビューしてくれたNAO ちゃんは、今、カナダモントリオールの大学1年生。
去年スタッフとして初参加してくれたKEISHIROを囲んで、GOHEI & SUMIKA-sanと共に。
ダンスデイレクターのALISAと訪れたのは、キャンパー のELIKA&MALISA のSUMIKAさんのお家。
この日はとってもスペシャルな日、そう、ELIKA のバースデーだったのですよ。
Happy Birthday, ELIKA!!!
そして3月の締めは、ALYSA、ニュージャージで育った彼女は高校のときにCIT として参加してくれた後、カウンセラーデビュー。大学卒業後は北京に留学、今はとてもエキサイテイングなプロジェクトに関わっています。今回は、このプロジェクトの為に、ボストンのハーバード大学にやってきました。その後、ニューヨークに遊びにきてくれた彼女と、楽しいひととき。彼女のか関わっているプロジェクトはここをクリック!
さあ、4月は誰が来てくれるかなあ? でも4月は東京でTaste of MSTERIOの為に一時帰国します。
4月13日、TASTE OF MSTERIOのイベントは、まだまだ参加受付中!!
Thinking of you......
東北を想い、世界各地で祈りが捧げられた3月11日。 ニューヨークでも3月9日にTogether for 3.11 という祈りのセレモニーが行われました。今年で三回目になるセレモニーにはニューヨーカーたち500人が集まりました。 式典では、現地からのビデオメッセージを大きなスクリーンに映し出し、岩手県、宮城県、福島県のみなさんからのメッセージが届けられ、ミステリオでもゲストでお迎えした琴奏者・ 黒澤有彌さんとサックス奏者とのトリオ演奏が、教会の天井にむけて美しく響き渡りました。
一人一人の力は小さくても、みんなの気持ちと強い想いが集まれば、きっと何かがよく変わる。
だからこそ、遠く離れていても、その想いをしっかり伝え続けたいと。
Make a Difference...
フェースブックでもこの式典の様子や写真が御覧いただけます。こちらをクリック
写真提供:Photo by © Romi Uchikawa, Shino Yanagawa & Kenji Mori
ミステリオ 久しぶりにニューヨークで大集合!
な、な、なんと、、、11月になってしまいました! そこで 今日はクイズ。さあ、この写真の中にこれまでミステリオに関わってくださった仲間が何人いるでしょう?
正解は、、、、9人。
この9人の他、仲良したちが、我家に大集合!
ニューヨークで知り合ったことがきっかけで、ミステリオの裏方さんとして何年間も支えてくださったYASUKOさん。彼女はいま元気にカナダ・トロントでお仕事をされています。その彼女が久しぶりにニューヨークに遊びに。
彼女を囲んで久しぶりにワイワイ。
YASUKOさんの左隣りは、元キャンパーANNA(現在大学生)のママKYOKO GASHAさん、今は本業のジャーナリストの他、ドキュメンタリー映画監督として活躍されています。彼女はミステリオ初回で、キャンプの記録を撮影したいと参加して下さいました。
YASUKO さんの右隣りは、すっかりおなじみのSUMIKAさん。今年キャンプに参加してくれたキャンパー・MARISA & ERIKAのママ。 そのお隣はYUKIYOさん。彼女も一度、東京のミステリオクリスマスパーテイーにいらしてくださったことがありました。
そしてそのお隣は、去年のクリスマスパーテイーで素晴らしい歌声を聞かせてくださった、バリトンオペラ歌手の大西宇宙さん。最近の彼の活躍ぶりは目覚ましく、世界的規模で多くの賞を受賞しておられます。その宇宙さん、1月9日に銀座・王子ホールで夜7時からリサイタルがあります。チケット、お問い合わせは info@nypowerhouse.com まで!
宇宙さんの前に座っているのは、昨年のキャンプでスペシャルゲストとしてお招きしたお琴奏者のYUMI KUROSAWA さん、最近素晴らしいソロコンサートを終えたばかり。彼女は来週からブラジル公演決定。
その左隣りは、SUMIEさん。6回目の那須でのミステリオにキッチンスタッフとして参加。その彼女のお嬢さんが今年スタッフとして参加し、タレントショーでタップを披露、見事、賞をゲットした あのTAMI-chan。
そのまた左隣りは、超人気ブロガーの ERI KUROBEさん。以前、彼女のブログでミステリオのことを取り上げてくださったことがきっかけに、彼女のブログの読者だったMARIKOが私に直接連絡をくれました。そしてMARIKOもカウンセラーやスタッフとして活躍してくれたといういう、これがブログの威力! 彼女のブログはみなさん絶対フォローすべし。
そして最後に、、、、その左隣り、すっかりお馴染み ソプラノオペラ歌手のASAKO TAMURAさん。11月19日はニューヨークでオペラ公演、12月初旬には日本でのリサイタルや第九のために一時帰国なさいます。
この集まりの何日か前には、ANTHONYが仕事でロスアンジェルスからニューヨーク入り。そのちょっと前には、CIT キャンパーのMAYAがデンマークから。 今月末には、カウンセラーのMAOがニューヨークに来るかも!!! わーいわーい、みんないつでもニューヨークに遊びに来てくださ〜〜〜い。
*MAYAとの写真は、一緒にYUMIさんと友人KAORUKO さんの個展オープニングに行ったときに撮影。
いつも集まりのたびに想うこと、心から好きなことを一生懸命続けることで、それが将来自分のライフワークにつながる可能性があるってこと。あきらめず、常に前を向き、自分を大切に、人への思いやりを持ちながら歩いていると、自然と同じ想いを持つ素敵な仲間や友達にたくさん出会えるっていうこと。
遠いようで近くに感じるニューヨークと日本、離れていても、いつも会えなくても、いつもみんなが繋がっているって思える場所、、、、うーん、だからミステリオ、やっぱりミステリオなんだなって。
そして、忘れないで!!!! 12月23日はミステリオ・クリスマスパーテイーですよ。
この正式な案内状は、あと1ー2週間でみなさまのお手元にメールで届きます。
まだSAVE THE DATEのお知らせがお手元に届いていない方、パーテイーのお知らせををご希望の方は、info@msterio.com まで。今年もすっごく豪華なパーテイーになりそうです。
秋がきた!The Fall has come!!
気がつくともう10月。ニューヨークのセントラルパークの木々も、だんだんと紅葉が始まり、さわやかな季節の到来です。
The Hearts and Eyes Choir at Carnegie Hall in NY
先週22日水曜日の夜、ここニューヨーク・カーネギーホールでとても意味のあるコンサート”The Hearts and Eyes Choir”が行われました。 私も準備段階から裏方でお手伝いする機会を与えられ、このコンサートに関わった大勢のみなさんも、やっと今頃ホッと一息ついたころだと思います。
東京豊島区にある”ゆきわりそう”という障害者やその家族をサポートすることを目的にできたNPO団体が、1989年に合唱団The Hearts and Eyes Choirを設立。心で歌う、目で歌う合唱団として、この24年間、ベートーベンの第九 ”歓喜の声”に込められた、世界は1つ、全ての人々よ、兄弟になろうというテーマの元に活動を続けていらっしゃいます。
今回カーネギーホールで歌いたいという願いを実現させるお手伝いを、全面的に引き受けたのは、ニューヨーク在住の大切なお友達の女性TOMIKOさん。自分で起業し、女性起業家としてニューヨークで会社を立ち上げ、成功を収めている彼女が、豊島区出身だったことから、ゆきわりそうの設立者である姥山寛代氏と知り合ったことがきっかけになり、姥山さんじきじきに、あなたにプロデユースをお願いしたいとラブコールを受けたのが3年前。(そういえば、TOMIKOさんの姪御さんが、3年前にミステリオサマーキャンプに参加してくださったなあ!)
そして3年かけて企画したこのコンサートは、2500名の観客でホールを埋め尽くし、大成功を収めたのです。
なんといっても第九は、その合唱団の人数の多さが見物。そして4名のソリストの歌声を聞く事もその楽しみの1つ。ソリストの中には、ミステリオですっかりおなじみのソプラノ歌手・田村麻子さんも出演してくださり、その美しい歌声にうっとり!!
このコンサートの為に、日本全国から一生懸命練習を重ねてきた150名以上のゆきわりそう合唱団たち、そして、ゆきわりそうのみんなと一緒に歌い、彼等を盛り上げようと集まったニューヨークのボランテイアーのコーラス隊と共に、総人数200名のコーラスとオーケストラの生演奏と共に歌い上げた第九は、そのテーマの通り、全ての人々が兄弟、家族として世界が一つになった素晴らしいコンサートとなりました。
普段私達は気がつかないうちに、障害があるからできないだろう、歌えないだろう、と決めつけてしまっている考え方を、ゆきわりそうの合唱団やそのご家族たちが、見事に打ち破ってくださった感動の思い出。
合唱だけでなく障害を持った方達の素晴らしい太鼓演奏や、日本の懐かしい美しい曲をメドレーにした合唱曲も披露してくださいました。また、舞台の裾では、手話隊による歌の手話にも感激。
本番の2日間、この200名のコーラス隊が始めて出会い、教会を借り切って行ったリハーサルから、私は感動でずっと泣きっぱなし。(ニューヨークの合唱指導をしてくださったのは、昨年ミステリオクリスマスパーテイーで歌ってくださったバリトン歌手の大西宇宙さん)
一部では司会を仰せつかり、二部では合唱団と一緒に第九を歌うことができた私も、最後は会場のみなさんからのStanding Ovationを体と心で感じ、障害のある方たちの最高の笑顔、それを見守るご家族の涙、東京とニューヨークが1つになったあの夜のことは、一生忘れることのできない、特別な夜となりました。
NHKのニュースでも取り上げていただきました! こちらをクリック。
KIMONO SHOW IN NY @Grand Central Station
今年で100周年を迎えたニューヨークのグランドセントラルステーションは、来年100周年を迎える東京駅と姉妹駅! 44面67線の広大なプラットホームはすべて地下にあり、通勤列車が多く発着するターミナル駅で、駅の中心地の天井には鮮やかなプラネタリウムを想像させる星座が描かれている観光名所としても有名どころ。
時折駅構内のオープンスペースを使って色々なイベントが行われ、時々セレブたちがお忍びで駅全部を貸切で、真夜中にプライベートパーテイーを行うこともあるとか?!
先月はそこでJapan Week が開催され駅弁が大人気となりました。
そして先週金曜日には,日本の美を紹介する盛大なイベントが行われました。
今回の主催者は名古屋にある着物の会社芳裳苑さんの大掛かりなKIMONO FASHION SHOW IN NYC。
『モデルの経験がなくても大丈夫、着物モデルになりませんか?』と日本で一般募集した100名、そしてニューヨークでも同様に一般募集した約30名のモデルさんと共に、美しい着物を着てランウェーをプロのモデルさんと一緒に出演するというこの企画。
ニューヨークで日本の美を伝えることが、HOUSHOEN会長さん・社長さんの夢だったという、この大掛かりな企画に、私も舞台裏で通訳のお手伝いをさせていただけることになり、朝から張り切って会場に向かうと、、、、私を待っていたのは、プロの着付けの先生とメーク&ヘアーのプロたち!
最後に着物を来たのは確か七五三さんか? いや、そういえば、もう1度あったかも、、、アメリカシカゴに高校留学した17歳のときに、領事館のお招きで着物を着てレセプションに行ったような気が、、、となると待てよ、成人式に着物を着る機会がなかったから、大人になって着物を着たのは今回が始めてかも!
という訳で、私にも着付けをしてくださり、日本の美の素晴らしさを再確認すると共に、この日は私自身にとっても、貴重な経験と最高の思い出となった日。(私の横に写っているのは、私のピアノの先生でもあり2004年のミステリオサマーキャンプにミュージックデイレクターとして参加してくださったMarianna Rosette)
この企画のコーデイネートを引き受けた仲好しのお友達・元オリンピアン三段跳び、世界記録保持者のWillie Banks氏とその奥さまのHitomiさん。Willie とは1988年の韓国オリンピックのときに、彼が東京を訪れたことがきっかけとなりそれからのおつきあい。奥様のHitomi さんの出身地が名古屋だったことから、社長さんのお目に叶ったこのお二人がすべてを任され、この企画を大成功させたのです。
駅を通る道行く人たちも、100人以上の美しい着物を来たモデルさんの姿にうっとり。ファッションショーだけでなく、こちらではとても有名な和太鼓・鼓舞組COBUの演奏も迫力満点。
今、忘れ去りそうな日本の美、日本の歴史、日本の伝統を、是非観てほしい、という強い想いが、このショーを通して見事にニューヨーカーたちにも伝わった気がしています。
Willieと最初に出会った25年前、当時はまさかニューヨークで25年後に、彼らのお手伝いをするなどということは、全く想像すらできなかったこと。しかもWillieは陸上スポーツ界のトップアスリート、着物の知識など全くない私が関わることになった、このニューヨークで、、、、人生って何が起るかわからない、だからこそ楽しくてワクワクしちゃう。
その日の模様をNYで大活躍、友人のジャーナリスト・写真家の津山恵子氏が撮影、サイトにアップしてくださいました。是非こちらをクリックしてください、色鮮やかな日本の美、たっぷり御覧いただけますよ!
New Yorkでデート実現!
今、日本は春休みまっさかり! 春休みを利用して、ニューヨークも日本から大勢の観光客でにぎわっています。 先週はグランドセントラル駅で、JAPAN WEEK というお祭りが開催。今年 グランドセントラル駅は100周年を迎えたために、年間を通していろいろな楽しいイベントが行われているんですね。
今回のJAPAN WEEKの目玉は、”EKI-BEN (駅弁)”。日本の種類豊富なお弁当が販売されたり、お酒のテーステイングがあったりと、駅を行き交う人たちに大人気。私も勿論買いました、オムライス弁当!
そしてもう1つ、とてもうれしいことがあったのです、小学校3年生からミステリオに参加してくれているMIRAIが、ニューヨークを訪ねてくれたのです。今、高校1年生の彼女にとってニューヨークは始めての経験。
私が出会ったころから、MIRAIはアートのセンスが抜群で、去年のミステリオのパスポートのデザインをしてくれたのもMIRAI。本物のアートだらけのニューヨークを体験しながら、ずっと彼女が言い続けていた言葉、『信じられない、私がここにいるんなんて、これってなんだか映画の世界みたい!』
ミステリオのオフィスにもご両親と来てくださり、久しぶりにNAOにも再会。
その上、丁度タイミングよく、ミステリオクリスマスパーテイ−ですばらしい歌を披露してくださった、ジュリアード大学院2年生、バリトン歌手の大西宇宙さんの卒業リサイタルにも皆んなで行くことができたんです。その皆んなの中には、今ニューヨークのNew School でジャズを勉強中、同じくクリスマスパーテイーで唄ってくれたKAZUEも一緒に。
宇宙さんは、地球スケールじゃない、宇宙を感じるほどダイナミックで、素晴らしいリサイタルでした。
今回のニューヨークの旅が、MIRAIの将来にきっと大きなチェンジをもたらすことになる、そんな予感がしています。
Billy Elliottの今、、、、
2000年に リトル・ダンサーという映画でも有名になり、その後 2008年から2012年まで、ブロードウェーミュージカルとして一世を風靡したBILLY ELLIOT。2009年トニー賞ではベストミュージカル他10部門を獲得。今では、アメリカ全国ツアーをし続けるこのミュージカルの初代Billy Elliot役を務めたGiuseppe Bausilio(ジョッセッペ・バシリオ)君をインタビューすることになったのです。 日によっては二回公演もこなす過激なスケジュールの中、ブロードウェーミュージカルの子役たちはリハーサル以外に学校の勉強もしなければならない、その上主役が子供の場合、その役に一人以上の役者さんが必要となる訳ですが、BILLY ELLIOTは三人の子役たちが大活躍。その上、この三人それぞれが、イメージ的に全く違うところも、人気になった特徴の1つになったのかもしれません。
観に行った観客たちは、ショーがスタートするまでこの三人のうち誰が出てくるかはわからない、自分のお目当ての主役に必ず出会えるとは限らない、というのも面白い。
当時私は、特にお目当てがいる訳でもなく、誰になってもオッケーと行ってみると、このミュージカルのストーリー性やすべての面の質の高さに感激しっぱなし、、、思い切りおなかをかかえて笑ってしまうシーンあり、クリネックステッシュを取り出してすすり泣いてしまうシーンありと、感動の連続、二時間半。
その夜の主役は、すっかり私の♡をギュっとつかんでくれた当時13才のGiuseppe君。あまりの感動に、是非あとの二人の演技も気になり、半年後、ワクワクしながらもう一度行ってみたら、、、、、なんとその時もGiuseppe君だったんです!!!
きっとこれが運命の出逢い(笑)だったのかもしれません、だって二年後の昨日、1対1で会えたんだもの。
今回のこのインタビューはJ-Collaboという日本の文化やアートをNYから世界に発信するというとてもユニークな、ウェブベースの非営利団体の企画もの。半年前から私もここのボードメンバーになったことから、今月末NYカーネギーホールで、東京大学同窓生グリークラブのメンバーたちが、日本震災や去年暮れに東海岸を襲ったハリケーンサンデイーのために行うチャリテイーコンサートイベントに、Giuesppe君も出演することを聞きつけての企画となりました。
そのコンサートイベントで彼が演ずるのは、『狂言&能の舞』。1年前の14才、日本伝統文化に興味を示し、それから稽古には必ずやってくるという、その彼の中に秘めた思いとは何なのだろう、、、といくつか質問を投げかけてみました。
すると出てくる出てくる、そこには15才の青年とは思えない日本の伝統を愛する姿がありました。
『日本のイメージはいつも”クール”。小さいころから、ずっと侍や忍者に憧れて育ったけど、一番衝撃的だったのはトムクルーズ主役映画『Last Samurai (ラスト侍)』だな。
いろんな国の人と話しがするのが好き、七カ国語話せるんだ。裁縫、料理も大好きだよ。何でもできるようにならなきゃいけない、って育ててくれたお母さんに感謝してる。お母さんのおなかの中にいたときから、クラシックバレーの音楽を聞いて育ったからね、(母親はバレーの先生)生まれた瞬間からバレー好きだったことは、ごく自然の流れ。無理なんか全然してないんだ、だって大好きなことだから。そのお陰でBilly Eliottの役ももらえた訳だからね。今でも毎日4時間から7時間は練習してるよ、バレーだけじゃなく、歌やヒップホップなんかの他の躍りもね。学校の勉強もしないとならないから、そうだね、毎日かなり忙しいかな。
なんで狂言や能か、、、、僕にとってはとても自然の流れだったんだと思う。
立ち振る舞い、息使い、静けさ、そのすべてはパフォーマーとしての基本だと思うんだ。だから無理してやってるなんて思ったこともない。袴を自分で着れるようになったことも、すっごくうれしいんだ。
袴を着ている時の自分が好き、だって力強くなれる気がするから。袴を着ると姿勢が正せる、姿勢が整うとエネルギーがでてくるって感じがする。
将来の夢、、、それはやっぱりハリウッドで活躍すること。映画には是非出てみたいと思う。だけど、やっぱり自分の基本はクラシックバレー、だから必ずそこには戻ってくる、戻らなきゃって思う。戻るっていう意味はね、バレーはこれからもずっと躍り続けたいと思ってるってこと。それが自分の根底にあるアイデンテイテイーだからさ。』
インタビュー中、かわいい子犬ちゃんがうろうろ。子犬の名前はBilly、三歳。シカゴ公演中に、道ばたに捨てられている犬を拾ってきたのだと教えてくれました。
最後に同じ年代のテイーンズたちにメッセージを、とお願いしたところ、”迷い悩むことも多いと思う、そんな葛藤の中で好きなことが見つけられたら最高だよね、でも好きかどうかは、やってみないとわからない、だからいろんなことを試してみたらいいと思う”。
Giuseppe君の美しい立ち姿を見られる2月26日が、今からとても楽しみになってきました。
あっ、今、雪が降り始めてきました、、週末はニューヨークは雪景色になりそう、、、、。
Anything is possible!
1月ももうすぐおしまい。お正月が終ったと思ったのに、もう2月になっちゃう、、、ニューヨークはここのところ零下7度。寒い、寒いっ。 さて新年早々、とってもうれしいニュースがありました。なんとびっくり、ミステリオ初回2001年と2002年に、当時小学生だった女子キャンパーのKAZUKOからメールをもらったのです!!!
『いままでなかなか参加できなかったけど、大学生になったからこの夏には何らかの形でミステリオサマーキャンプに関わりたい』って言ってきてくれたのです。涙が出るくらいにうれしかった! 10年間もミステリオのことを思い続けていてくれたんだね。
ここ2,3年の間に、これと似ていることがいくつかありました。そのうちの一人はカウンセラ−のKANAKO。彼女も初回参加のキャンパーで、大学生になってカウンセラーとして戻ってきてくれた。
去年の夏、キャンプ中チアーを教えてくれたRENAも大学生になって戻ってきてくれた。
仙台の大学に通っているSHINICHI とは去年の11月仙台で再会!
こうやってしばらく離れていてもミステリオを覚えていてくれたこと、そしてまた戻ってきたいと思ってくれたことは、今年で13年目を迎えるミステリオの宝物の1つです。ありがとう、みんな!!!
さて今日は、以前から訪問したいと思っていたある施設に行ってきたその様子をみなさんにお伝えしたいと思います。
場所はロングアイランド、マンハッタンから車で40分くらいのところにあるそれは見事な施設、The Viscardi Center(ヴィスカルディ・センター)昔はAbilities! という名前で知られていた施設。
1952年に障害を持ったヘンリー・ヴィスカルディJr.氏が設立した非営利団体で、もし今彼が生きていたら今年で100才。この施設を作るきっかけになったのは、当時ベトナム戦争後、アメリカに復帰した負傷した兵士たちの為に、アメリカ国内で職業を身につけて社会に復帰してほしいという願いから。
この施設ではどんな障害者でも独立できるように、また社会の一員としてアクティブに生活が出来るようになる手助けすることを目的とし教育、訓練、研究などを通して、高いクオリティーのサポートを提供しています。
木々に囲まれたどこまでも続く広い敷地の中には、4才から21才の障害児の為に幼稚園年中さんから高校教育までの子供たちの学校、Henry Viscardi Schoolも完備されています。廊下を車いすで通る生徒さんは、それはみんな楽しそう、元気&笑顔いっぱいでした。
お料理教室を行っているキッチンには、プロのシェフの養成所かしら、と思うくらい設備が整っていました。車いすでもお料理ができるようにと、調理場がボタン1つで下に下がってくるんですよ。
その他、Just One Break, Inc.というプログラムもあり、そこでは障害者の雇用増加を目指し、インターンシップや職業訓練等のプログラムを実施しています。履歴書の書き方、ソーシャルネットワークのやりかたも学ぶことができる教室もあります。何がびっくりって、GAPやUPSなどの企業が、そこに本物のお店を出展し、そこで顧客サービスやレジや、お買い物の練習ができるようになっているんですね。
障害者の雇用に意欲的な企業への情報提供・協力をし、雇用増加を目指すThe National Business & Disability Councilというシステムも完備。
その上今回は、この施設が日本と深い関わりがあったことも学びました。
1950年代に設立者のヴィスカルディ氏はなんと日本を訪問していたのです。日本で当時Abilities!の活動について講演しに行った彼と、それに感銘を受けた、ご自身も障害者である伊藤弘泰氏が、後にAbilities!を視察しに訪問したという事実も残っています。伊藤氏は帰国後、日本アビリティー協会を創設(1966年)し日本アビリティーズ社(現・アビリティーズ・ケアネット)を設立なさり、現在は、日本アビリティーズ協会会長・アビリティーズ・ケアネット会長を勤めておられます。
これだけ長い歴史、日本と繋がりのあるThe Viscardi Centerへ、1994年天皇、皇后両陛下がご訪問なさり、しだれ桜を寄贈なさっていることもわかりました。写真を撮ってきましたが、ちょっとよく見れないかも、、春になったら美しい しだれ桜が満開になるのでしょう。
今回私が訪問できることになったのも、NY日本領事館にお勤めのお友達が取りついでくださったお陰。感謝!
今年はこの学校と、何か繋がりが持てたらいいな、と、、、、また今年の夢が1つひろがりました。
New York City Marathon has been canceled.....BUT How can I make a difference?
アメリカ東海岸を直撃したハリケーンSANDYから1週間が過ぎました。
Trick or Treat!
毎年ニューヨークのダウンタウンで開催される恒例のハロウェーンパレードは、今回のハリケーンSANDYの為に延期になってしまったけれど、ミステリオのオフィスがあるアッパーウェストサイドでは、ハロウィーンを楽しむ子供たちでいっぱい! なんたってハロウィーンは子供たちにとって、1年のうちで最も楽しみにしているイベントだもの。
1年かけて自分が何になりたいか考える子供たち、ハロウィーンの日は、お気に入りのコスチュームを着てキャンデイーを入れるバスケットを抱えながら、近所を歩きまわります。ドアベルを鳴らし、相手が家からでてきたら、必ず言うハロウィーンの言葉、"Trick or Treat!"
Trick(トリック)の日本語は、手品のたね、しかけの他、ちょっとした考えとかアイデアや、たくらみという意味もあります。でもハロウィーンで使うこの場合は、”ちょっとしたいたずら”って感じかな。
Treat(トリート)はご褒美(ほうび)。
ドアがあけばこっちのもの! この呪文を唱えれば、必ずその家主さんがキャンデイーをくれるって訳。
さてさて、今日載せた2枚の写真のうちの1枚は、ハリケーンが来る前に近所を歩いていて見つけた魔女。遠く空を飛んでやってきたのに、木にぶつかってぺちゃんこになってしまったよう(笑)。
もう1枚は、私がニューヨークに住むようになってすぐ仲良くなった友だちと一緒に行ったハロウィーンパーテイーの写真。なんと20年以上も前のこと!!
Sandy is finally gone!
たくさんの皆さんから、大丈夫? というメッセージをいただき、とてもうれしく感謝しています、ありがとう。東海岸に住むミステリオのみんなは無事ですよ。 私たちのいるアッパーウェストサイドはセントラルパークの木々が倒れたり、看板がとんだりという程度の被害ですんだけれど、住んでいる地域によっては、停電や水もないところがとても多くこれからの回復には、まだまだ時間がかかりそうです。
地下鉄や電車は止まったまま、今日からバスが走り出したけれど、バスにみんなが集中するために満員で乗り切れないという状況は、ここ2、3日は続きそうです。
家のアパートは、シャワーがあびれない、携帯やコンピューターのチャージができない友だちが出たり入ったり。
オフィスも今日からオープンしているので、もし知り合いのお友達で、チャージだけでもしたい、コンピューターを使いたいという方がいたら連絡してねと伝えてください。オフィスがあいている時間帯は朝10時から夕方5時までです。nozomi.terao@msterio.com
場所はアッパーウェストサイド、でもここまで来るのに、結局歩いてくるしかないかもなあ、、、、、。日本領事館でもチャージをさせてくださるそうですから、その場合には身分証明書を忘れずに。299 Park Ave(Bet 48th and 49th。朝9時半から午後4時まで。
GO GO GOHEI NY市長邸宅でのコンサート
今から3年前、ミュージックデイレクタ−としてミステリオサマーキャンプに参加、そしてミステリオ10周年記念コンサートのスペシャルゲストとしてニューヨークから来てくださった西川悟平さんが、なんと昨日の夜、NYのブルーンバーグ市長の邸宅 Gracie Mansionでピアノコンサートが開催されました! この晴れの舞台に悟平から光栄にもご招待を受け、こうなったらカバン持ちだって何だって、何でもするぜ、と朝から私も大張り切り。本人が緊張するのは自然なことだけど、私がもう心臓ドキドキで、なんだか彼のお母さんのような気分。
今回は、1995年に設立されたBachamann-Strauss Dystonia & Parkinson Foundation というアメリカで著名な非営利団体=NPO主催による市長宅を貸し切ってのコンサートでした。
この団体のFounderでもあるBonnie Straussさんも、長い間Dystonia=ジストニアという神経性の難病と闘っている方で、いまだにその原因がわからないこの難病でガンバっている人たちへのリサーチに役立てるようにと、財団を作った勇気あるステキな女性。(写真右側がBonnieさん)
そのBonnieにすっかり惚れこまれた悟平は、ピアニストとして華やかなデビューをNYで果たしたすぐ、Dystonia (ジストニア)にかかり、一時はピアニストになる夢も捨てざる終えないほど、指が全く動かなくなってしまったのです。
でも長年夢を捨てず、持ち前の悟平の明るさと強さの結果、奇跡が起きたのです!
今では、左手2本、右手5本の指のリハビリをしながら、完全に完治したわけではないけれど、7本の指が動かせるようになり、こんな素晴らしい演奏ができるようになったのですね!!
演奏だけでなく、彼のユーモアたっぷりの演説も、とってもチャーミングでしたよ。もちろん、演奏後は、全員総立ちでBRAVOの連続。
おめでとう、悟平。
以下は、その悟平の感想文 (フェースブックから抜粋):
やっと終わったあ!NY市長公邸での演説と演奏。
皆さんの励ましのお陰で、何とか乗り切れました。有難うございました!!
それにしても、凄かった!! マンハッタンのアッパーイースト(普通のビル群に中)にあるのに、いきなりデカイ門があって、広大な庭があって、1799年に建てられた一軒家の豪邸。ジョージワシントンも住んだ事のある、超歴史的建造物だったんです。
ドキドキしながら門をくぐり抜けると、飛行機に乗る時の様な身体セキュリティチェックを通り、係りの人が「待ってたわよ!」と言って、僕専用の部屋を用意してくれていました。
わあ、と息が出るほど綺麗なシャンデリアのあるお部屋に、食べ物飲み物、手作りデザートが用意され、5人程入れ替わり立ち替わり、身の回りのお世話をして下さいました。
会場は100席程で、雨にもかかわらず満席でした。
で、またビビってしまったのが、この100人の顔ぶれがそうそうたる方々で、スピーチをしながら「あ、あの人TVで見たことある!あ、この人政治家の有名な人だ!」等と気付いてしまい、心拍数が一気に上がりましたが、何とか最後まで止まる事なく無事に終わり。
会場全員のスタンディングオベーションを頂く事が出来ました!
アフターワードパーティーでは、色々なセレブな方々にお声をかけて頂き、やっぱり諦めなくて良かったなあ、、、と昨日も思いました。
応援してくださった皆さん,本当にありがとうございました。 かなり心の支えになりました。 やっぱ、すんごい怖かったから。。。
これからも頑張ります!
悟平には、これからも心の癒しと元気を与える演奏と楽しいトーク演説をもっともっとしてほしいし、ジストニアの人たちに更なる勇気と希望を与えるためにも、どんどん活躍してほしいと思います。
今回、悟平の付き添い係にしてくれて最高に幸せなひとときだった、ありがとう悟平!
不思議の国のYAYOI! Yayoi's in Wonderland!
覚えているかな、ミステリオのキャンパーで今年のミステリオサマーキャンプのパスポートデザインしてくれた高校1年のMIRAIのこと? そのMIRAIが、アーチスト草間彌生さんのことを紹介したブログを読んだ後、感想文と写真を送ってくれたので、みなさんにもシェーアしたいと思います!
『ブログで草間彌生さんのナレーションをした記事を見ました。草間弥生さんの作品を美術館に行くとよく見かけます。青森県の美術館、新潟県の美術館に行った時も見かけました。その時の写真です。青森県で見た作品は、女の子とキノコと犬です。新潟県で見たのは花の作品です。
よく、アーティストについて友人と話をします。気づくと、草間彌生さんの作品について話をしています。最近は、ルイビトンとコラボしているなと思っていました。 そう考えていたら、ミステリオのブログに書いてあるのを読んで驚きました。私の友人にもたくさん草間さんのファンがいます! 草間彌生さんの吹き替えをした番組が見たいミライより』
というMIRAIのリクエストに答えて、ここで日曜の午前中にCBS News "Sunday Morning" で放映された草間さんのインタビューを紹介しちゃいましょう。ここをクリックしてみてね。
PUMPKIN IN NEW YORK - ニューヨークにかぼちゃが登場!
今、ニューヨークでとっても話題になっている日本人のアーチストは誰〜〜だ? では、ヒントを2つ、水玉模様、そしてカボチャ。
答え:草間彌生(くさま やよい)さん。彼女は彫刻家でもあり画家でもあり小説家でもある多才なアーチスト。
その彼女の作品展が今、ニューヨークのホイットニー美術館で9月30日まで行われています。そして、彼女とのコラボレーションに成功したルイビトン、5番街の57丁目にあるルイビトンのお店のショーウィンドーも店内も草間アートだらけ。
彼女が生まれたのは1929年、だから今年で83才。生まれたところは、ミステリオのサマーキャンプも行われている長野県松本市。小さい頃、20世紀を代表するアメリカ画家ジョージア・オキーフというとても有名なアーチストにあこがれ、27才の時、勇気を出してジョージア・オキーフ氏に直接手紙を書いて送ったというエピソードがあります。
その後、オキーフ氏から ”それほどまでにアートが好きならば、NYにいらっしゃい、そしてその道を極めるために頑張り続けなさい” と手書きの手紙が届いたことがきっかけとなり、28才の1957年から1973年までニューヨークで過ごし、斬新なアートをたくさん作り続けました。
ニューヨークで仲良しだった彼女の友達の一人には、今は亡き有名なポップアーチスト”アンディ・ウォーホル”だったとも言われています。
幼女の頃から今でも、総合失調症という病気とずっと向き合っている草間さん。小さい頃から、幻覚が見えるたびに、それをスケッチブックに描きとめていたといいます。今でも精神病院とアートスタジオを入ったり来たりの生活の中、作品を作っているときが一番幸せなのだそうです。水玉模様をこよなく愛する彼女は、パジャマも水玉模様。そして昼間着る洋服も水玉がとても多く、大好きな水玉を見たり身につけると、なぜかとても心や気持ちが落ちつくのだとも語っています。
実は、前からこの草間さんの大ファンだった私は、アーチストでもあるジョッシュの元日本語の先生から、草間さんのカボチャアートを大分前に譲り受け、我が家の家宝になりました。
そんな隠れ草間ファンのこの私に、今回、思いもかけないある仕事の依頼がやってきました!
毎週日曜の朝 CBSというチャンネルで放映している Sunday Morning というテレビ番組の中で、草間さんの特集を組むことになり、その彼女のインタビューの吹き替えをやってみないか、というお誘いだったのです。
吹き替えなんてやったことがないし、自信は全くなかったけれど、大好きなアーチストの草間さんとくれば、チャンレジしない訳にはいかないぞ、と勇気を出してやってみることにしたのです。
かつて20代の頃、フジテレビに勤めていたことのある私は、CBSの門をくぐると、なんだかとっても懐かしい気持ちになりました。
すっごくかっこいいアジア系の女性プロデユーサーが笑顔で迎えてくれ、簡単に自己紹介をし合った後、編集室に案内され、編集マンとご対面。そこで三人で編集前の草間さんのインタビューを見ながら、どこで彼女の言葉を切るか、何を残すかを相談し合いながら原稿作り。
この原稿でいこうと決まった後、別の部屋に私だけ案内されました。案内された部屋は四畳半くらいの窓もないちっちゃな部屋。少し高めの椅子が1つと譜面台が1つ、それにお化けのような大きなマイクが1つ。
椅子に座ると、さっき会ったばかりに編集マンとプロデューサーの声がスピーカーを通して部屋中に聞こえてきました。
”準備はいいかい、じゃあ1行目から読んでみて”という指示に、原稿をセクションごとに英語で読んでいきます。途中、プロデューサーが何度も、”うーん、いいんだけど、なんかこう感情をもっと入れてみて” とか、”草間の気持ちになって読んでみて”とか、”そこはもっと明るく元気よくいってみようよ” などというコメントを聞きながら、オッケーが出るまで何度も何度も読み続けました。
かれこれ1時間くらいたったかな、”Thank you, You did well.(ありがとう、うまくいったよ)" というアナウンスを聞き、無事終了。
吹き替えっていうのは、こんなプロセスで行われているんだ、ってとっても勉強になりました!
気になる放映日は明日の日曜日の朝。どのくらい草間さんのインタビューが出るのかも、私の吹き替えの声が出るのかも、全くわからないけれど、やったことのないことを試してみるって、楽しいなあと心から思えたし、これからは家に置いてある草間パンプキンを、もっともっと大切にしようって心に誓いました。
そうそう、今度の月曜日、アメリカではジューイッシュ(ユダヤ教)の新年(お正月)が始まる日。日本は敬老の日。まわりにいるおじいちゃま、おばあちゃまを敬って、大好きだよ、って伝えてね。
Go back to School いよいよ9月だ!
Labor Day Weekend も終わり9月に突入です。アメリカの学校は新学期のスタート。NYでは9 月5日からFashion Week がスタートします! 自宅近くにあるリンカーンセンターの後ろ側に仮設された ファッションショー用の屋内ステージも出来上がり、後は開幕を待つのみ。期間中は、道を歩く人々のファッションを見るだけでもワクワクっ。
今年のLabor Day はBBQはなく、マンハッタンから車で2時間ちょっとドライブして、ロブスターがとてもおいしいと言われているあるレストランにランチを食べに出かけました。
コネチカット州、Noank という由緒ある古くてかわいらしい町にあるお店Abbott's。レストランというよりは、ピクニック気分で出かけられる、とてもカジュアルな店構え。12時オープンと同時に到着すると、すでに長蛇の列。列の途中に見える大きな看板メニューを見ながら、窓口で何をオーダーしたいか考えているお客さんの顔はかなり真剣。
この店の有名なロブスターロールにしようか、ロブスター丸ごとにしようか、クラブケーキにしようか、スチームクラムにしようか、あっ、エビもある、その上、おいしそうなフレンチフライや、コーン、クラムチャウダーもあるし、、、、。デザートも充実だわ、NYスタイルチーズケーキ、キャロットケーキ、ストロベリーショートケーキ、アップルクリスプ、ブラウニーのサンデー、あああ、どうしよう、何にしたらいいの!!!
窓口でオーダーをし終え、68という番号札をもらい、外のピクニックテーブルを確保。目の前は美しい海。たくさんのヨットも見えるし、青空いっぱい、かもめもたくさん飛んでいるし、なんとものどかな祭日。
10分ほどすると、68番さん窓口へ、というアナウンスで急いで自分たちの注文した大きな大きなロブスター2つ、スチームクラム、クラムチャウダーを取りに! もちろん、デザートはNYスタイルチーズケーキ。
私たちだけでなく、友達や家族で来ている人たちが、みんなおいしそうに食べている笑顔を見ながらのランチは格別でした。
そして思い出したのは、楽しいミステリオサマーキャンプの食事の時間。やっぱり食事は一人でするよりも、仲間としたほうが楽しいし、おいしいし、食欲がすすむのは、きっとたくさんの会話をしながら思い切り笑って食べられるからなんじゃないか、って思います。
NY近郊に住んでいたら、是非行ってほしいこのお店。10月初旬までオープンしているようですよ!