今から3年前、ミュージックデイレクタ−としてミステリオサマーキャンプに参加、そしてミステリオ10周年記念コンサートのスペシャルゲストとしてニューヨークから来てくださった西川悟平さんが、なんと昨日の夜、NYのブルーンバーグ市長の邸宅 Gracie Mansionでピアノコンサートが開催されました! この晴れの舞台に悟平から光栄にもご招待を受け、こうなったらカバン持ちだって何だって、何でもするぜ、と朝から私も大張り切り。本人が緊張するのは自然なことだけど、私がもう心臓ドキドキで、なんだか彼のお母さんのような気分。
今回は、1995年に設立されたBachamann-Strauss Dystonia & Parkinson Foundation というアメリカで著名な非営利団体=NPO主催による市長宅を貸し切ってのコンサートでした。
この団体のFounderでもあるBonnie Straussさんも、長い間Dystonia=ジストニアという神経性の難病と闘っている方で、いまだにその原因がわからないこの難病でガンバっている人たちへのリサーチに役立てるようにと、財団を作った勇気あるステキな女性。(写真右側がBonnieさん)
そのBonnieにすっかり惚れこまれた悟平は、ピアニストとして華やかなデビューをNYで果たしたすぐ、Dystonia (ジストニア)にかかり、一時はピアニストになる夢も捨てざる終えないほど、指が全く動かなくなってしまったのです。
でも長年夢を捨てず、持ち前の悟平の明るさと強さの結果、奇跡が起きたのです!
今では、左手2本、右手5本の指のリハビリをしながら、完全に完治したわけではないけれど、7本の指が動かせるようになり、こんな素晴らしい演奏ができるようになったのですね!!
演奏だけでなく、彼のユーモアたっぷりの演説も、とってもチャーミングでしたよ。もちろん、演奏後は、全員総立ちでBRAVOの連続。
おめでとう、悟平。
以下は、その悟平の感想文 (フェースブックから抜粋):
やっと終わったあ!NY市長公邸での演説と演奏。
皆さんの励ましのお陰で、何とか乗り切れました。有難うございました!!
それにしても、凄かった!! マンハッタンのアッパーイースト(普通のビル群に中)にあるのに、いきなりデカイ門があって、広大な庭があって、1799年に建てられた一軒家の豪邸。ジョージワシントンも住んだ事のある、超歴史的建造物だったんです。
ドキドキしながら門をくぐり抜けると、飛行機に乗る時の様な身体セキュリティチェックを通り、係りの人が「待ってたわよ!」と言って、僕専用の部屋を用意してくれていました。
わあ、と息が出るほど綺麗なシャンデリアのあるお部屋に、食べ物飲み物、手作りデザートが用意され、5人程入れ替わり立ち替わり、身の回りのお世話をして下さいました。
会場は100席程で、雨にもかかわらず満席でした。
で、またビビってしまったのが、この100人の顔ぶれがそうそうたる方々で、スピーチをしながら「あ、あの人TVで見たことある!あ、この人政治家の有名な人だ!」等と気付いてしまい、心拍数が一気に上がりましたが、何とか最後まで止まる事なく無事に終わり。
会場全員のスタンディングオベーションを頂く事が出来ました!
アフターワードパーティーでは、色々なセレブな方々にお声をかけて頂き、やっぱり諦めなくて良かったなあ、、、と昨日も思いました。
応援してくださった皆さん,本当にありがとうございました。 かなり心の支えになりました。 やっぱ、すんごい怖かったから。。。
これからも頑張ります!
悟平には、これからも心の癒しと元気を与える演奏と楽しいトーク演説をもっともっとしてほしいし、ジストニアの人たちに更なる勇気と希望を与えるためにも、どんどん活躍してほしいと思います。
今回、悟平の付き添い係にしてくれて最高に幸せなひとときだった、ありがとう悟平!