New York ーニューヨーク

Happy Labor Day and Thank you, MIRAI&ANNA!!

アメリカの今週末はロングウィークエンド=月曜日が祭日なので週末が3日間あることをいいます、月曜日はLabor Day という祭日です。 Labor Day  は必ず9月の最初の月曜日。英語のLaborは働く、Dayは日。つまり、”勤労感謝”という意味になるかな。でも、日本の勤労感謝とはちょっと違うの。

昔、アメリカでは1日10時間以上の労働で、週末も仕事、その上、低賃金で未成年者の労働に対する規制もなかった時代がありました。そこで、労働者たちが、条件を見直してもらえるように戦い続け、その権利を勝ち取ったのはオレゴン州だとあります。そして、ついに1894年、正式に国民の祭日として議会で承認されたのだそうです。

今ではこのLabor Day は夏の最後のお休みとして、ミステリオでも人気なBBQ(バーベキュウー)を各地、各家でするのが恒例です。 そして、アメリカの学校は9月が新学期なので、また新しい年がスタートする、という訳です。

あ〜なんだかちょっと寂しいなあ、夏がこれで終わりだと思うと、、、、、。

今日は、みなさんに紹介したいキャンパーが一人。今年のミステリオのパスポートの表裏カバーをデザインしてくれたMIRAI。今、高校1年生。元々は、秦万里子さんのピアノの生徒さんだったことから、彼女がミステリオに来てくれるようになったのは、小学生の頃。(写真は2010年彼女が参加してくれた時、グレーのミステリオTシャツがMIRAI)

小学校の頃から、ずっとアートが大好きで、とても上手で、サマーキャンプが終っても時々、作品をNYまで送ってきてくれたり、、、今は彼女の念願叶って、アート専門の高校に通っています。

彼女はMake a Differenceがしたいと、キャンプには来れなかった代わりに、パスポートをデザインしてくれた、という訳です。(写真はパスポート、今年のミステリオコインとバッジ)

7月初旬、原画がNYに届いた時には、本当に感動しました。鮮やかな色合い、ミステリオのロゴ1つ1つをよく見ると、みんな違う。これこそ、MSTERIO/ミステリオ!! という感じ。

 もう1つ、今年親御さんやスタッフに配る資料の英語の訳をしてくれたのは、9月ブラウン大学の2年生になる元キャンパーのANNAだったのですよ。

ミステリオに参加しないとしても、こうして何かの形で協力してくださることは、参加したと同じこと!

そんなみんなの暖かい、優しい気持ちがいっぱい詰まった2012年ミステリオ・サマーキャンプだったと思います。

もう一度、ありがとう、MIRAI&ANNA!!

そして日本のみなさんも、9月から新しい学期の始まりですね。ガンバって! みんなのことを、想ってるから。

Hello John!

毎日の生活の中で、ほんのちょっとしたことが、とても気持ちをハッピーにしてくれることがある。そのほんのちょっとしたことが、実は一番大切だったりする。 私のアパートの地下には、家庭雑貨類が売っているBed Bath and Beyondという大きなお店。 よしこさん、むっちーや聖一郎も大好きなお店の1つ。そこのドアーマンの一人、Johnはとにかく雨の日も風の日も元気に外に出て、お店に出入りするお客さんの為に笑顔でドアをあけてくれる。

お店から買い物をたくさんしたお客さんに対しては、真っ先に路上に出て、タクシーを止めてくれる。

それ以上にJohnにはすごいところがある。

それは、お店に出たり入ったりするお客さん以外、お店の前を通る人たち一人一人全員に声をかけ挨拶をしてくれる。

Good morning, Good afternoon, Good Eveningという普通の挨拶だけじゃなく、その日をハッピーにしてくれる言葉をかけてくれるのだ。

何度もその前を通りかかった人たちに家族がいれば、たとえその一人がその日いなくても、”家族の○○に今日も元気でと伝えておくれ” とか、”今日はとっても似合った洋服を着ているね、君のお陰で僕も1日がハッピーになるよ” などなど。

いくら仕事といっても、365日ずっと同じ態度でいることは、なかなか難しい。

そこで今日思いきって、朝通りがけに何がJohn に毎日笑顔を与えみんなに声をかける元気があるのか質問することにした。

答えはこうだった、”僕は決して豊かに育った訳じゃない、でも1つ心から誇れることがある。それは僕の父と母。特に母はどんな時でもどんな人にでもSay Hello ハローと挨拶できる人間になりなさい”と教えてくれたんだよ。母は偉大だった。でももっと偉大だったのは、母の母、つまり僕のおばあちゃん、そしてそれ以上に偉大だったのは、おばあちゃんの母親、僕のひいおばあちゃんなんだよ。だから、こうして声をかけてくれて、のぞみに心から感謝するよ。でもね、僕にとっては当たり前のことをしているだけなんだけどね。”

また、明日の朝、Johnに会えるのが楽しみだ!

How is everyone doing in New York?

今日はNYのミステリオスタッフたちの最近の様子を写真付きでお知らせしま〜〜〜す。まずは、5月中旬にNYU大学を卒業するHASHI-YUKA(真ん中)と、この夏のサマーキャンプでみんなに会えることを、とっても楽しみにしているNAO (写真右)HASHI-YUKAの左隣は、彼女の先輩のSEIKOさん。この写真は、この前の日曜日にHappyDollが主催した春のクリーニングパーテイーから。 次は、このゴールデンウィークにNYを訪れてくださった、ドラマデイレクターのSEIKOさんがオフィスに遊びに来てくださいました。キャンパーが作ってくれたミステリオドールとHappydoll を持って、ハイ ポーズ! 今回映画主演が決まったSEIKOさんは、これから日本で7月まで撮影に入ります。出来上がりが楽しみっ。

その下は、2001年から2003年まで毎夏参加してくれたAMYとLILY ちゃん。こんなに大きくなりましたよ。LILY ちゃんはこの7月で3才。

ミステリオのミュージックデイレクターを務めてくださったオペラ歌手のASAKOさんと、1月に生まれたばかりのMARINAちゃん。

最後の写真は、SEIKOさんのバースデー祝いに集まったASAKO-san、MARINA-chan、ASAKO-sanのご主人のPAUL、そしてミュージックデイレクタ−を務めてくださったGOHEIとの記念写真。

3.11 Memorial - We think of Tohoku

先週、カウンセラーのMARIKOがニューヨークに遊びにきて楽しい時間を過ごし、その後ミステリオをいつも応援してくれているピアニスト朝川万里さんのカーネギーデビューコンサートが盛況に終わったあと、今度はサンターズのメンバーとして活躍してくれたKAZUEがニューヨーク入り。ミステリオの仲間たちにここで会えることは、何よりもうれしいことです。 さて、今週のニューヨークは、今日から3月11日の1周忌を想い、それはたくさんのいろいろなイベントが開催されます。遠く離れているために、なかなかできることがないと、もどかしい気持ちを持った私たち日本人も、今週はみんなの想いをできるだけ1つにできるように、祈りの気持ちを東北のみなさんに届けることができればと。

今日はその1つのイベントとして、東北復興ランチ会を自宅で開催しました。この発端は、NYで仲良しの人気ブロガー&ジャーナリストの黒部えりさんの計らいで、料理研究家の山田玲子さんを紹介していただいたのが今から3年前のこと。山田玲子さんは東京にお住まいで、ご自分で料理教室をもたれているだけなく、被災地に出向き食を通して支援活動を続けておられます。玲子さんは実は、今までに何回もミステリオの為に、おいしいマフィンを差し入れしてくださったり、イベントごとにとても貢献してくださっているですよ。

今回の東北復興の会、山田玲子さんを筆頭に宮城復興支援センターの男性二名が、宮城産の特産物を持ってニューヨークに入り、第一弾は先週金曜日に大々的な食のイベントをなさいました。そのイベント会場で、NAOが、こちらのローカル局のテレビインタビューを受け、一躍彼女は時の人に!!!

そして今回のランチ会は第二弾。家に16名のお友達をおよびして、宮城産のものを使ったおいしい玲子さんの手料理とともに、和気あいあいの会となりました。

会の終わりには、今の現状もしっかりと学びたいと、復興の様子をビデオに納めてくださったお二方からの映像とトークイベントを開催。1年たった今でも、あまり復興の兆しが見られない現状に、皆、頬から涙が何度もこぼれ落ちました。

ここで、ちょっとミステリオパワーにびっくりという場面が。このランチ会の裏方さんとして玲子さんの姪御さんが、ヘルプしてくださったのですが、その彼女、なんとサンターズやスタッフとして活躍してくれたMIKI Tと仲良しだったことや、HARUKAと学校の先輩後輩同士だったことも判明。

この他、このブログには書ききれないほどのたくさんのイベントがある中、今週末の10日の夜にはニューヨークのみんなの想いと祈りを捧げようと大きな祈祷会メモリアルサービスを、仲間たちと計画しています。

題して TOGETHER FOR 3.11 夕方5:45には、日本は3月11日の朝7:45。会場になるのは、約1000人入るそれは美しい教会での開催です。

祈祷会のプログラムの中には、実際被災地に行って活動してこられたドクターや、領事館大使のお話、そしてミステリオサマーキャンプでキャンパーとして参加してくれた あのHANAもスピーチをしてくれます。彼女は、以前のブログでも紹介したように、去年3.11の後、彼女がリーダーになって、東北のために募金活動をした経験があることから、彼女の想いを伝えてもらえることになりました。

またアメリカ国歌を歌ってくれるのは、ミステリオの英語の歌 I WILL MOVE MOUNTAINの歌手 JANELLE

プログラム後半には、最近ママになったばかりの田村麻子さんが、アメージンググレースを独唱してくださり、最後にはふるさとの曲をバックに、いつもミステリオで写真撮影をしてくださっている写真家稲田美織さんの写真が大きなスクリーンに映し出されます。

今回の祈祷会は、Fellowship for Japan という仲間たちがよびかけを始め、こんなことは今までになかったと言われるくらい、ニューヨークに住む日本人たちが始めて横並びに手を結び協力しあって実現するイベントになります。総括してくださるのは、大切なお友達の一人、アーチスト&シンガーのAKさん。天使のような彼女の魅力に惹き付けられて、ここまで来ることができました。

当日、東北に私たちの祈りがたくさん届きますように、、、、、。

ニューヨーク100周年桜まつりのスタートです!

朝から雨が降るのか降らないのか、はっきりしない曇り空のお天気の今日、11時にニューヨークのど真ん中、タイムズスクエアーに美しい桜娘たちが集合しました。

今日は、日本からアメリカに送られた桜が、今年100周年を迎えるお祝いのスタートの日。

これから、しばらくニューヨークとワシントンDCで、桜を通して様々なイベントが繰り広げられます。

二階建ての観光バスも、ピンク一色になるとか?! 楽しみっ。

(この写真は週刊NY生活の編集長さんが撮影されたものです。)

Thank you, Mom!

2001年、ミステリオが誕生してからずっとキャンプマザーとして活躍してくれているよしこさん。彼女は私の大切なお母さんでもある。そんなよしこさんは、去年から、キャンプマザーからキャンプグランマに昇格!した。 いつも笑顔いっぱいのよしこさんが生まれたのは、昭和11年の1月1日生まれ。彼女のラッキーナンバーはきっと1だと思う。そんなよしこさんも、今年で76歳

朝から毎日お掃除して、いつでもはがきを持っていて、時間があると誰かにお手紙を書いている。今でもテニスが大好きで1日に4試合しちゃうし、クリスマスシーズンにはサンターズのダンスチームに参加してストロベリーショートケーキにもなっちゃうし、自分の母ながら、いったい彼女はいつ寝てるんだろう、何を食べているんだろう、と思うほど元気で明るい。

そんなよしこさんが、私のバースデーにジーンと胸に響くメッセージを送ってくれた。どんな高価なプレゼントをもらうよりもうれしかった。

『子供を 産んで 20才まで自立できるように育ってほしいと、どんな 親でも望むこと。 親になると 勝手で もう少し こうなってほしいとか もっと できるのでは とかー   子供は 必死に 生きているのに。親は 夢中で 毎日が 戦争みたいだから なかなか 余裕がない。 でも 子供って 有り難く生きてくれるのね。今 自分が 年を取って 今頃 反省しているの。 厳しかったし  うるさかったし  要求ばかりして、 恥ずかしい ことばかり。ただ 一つ あなたって 駄目な子ねー  これだけは絶対にいわなかった!   自分の 子供を 信じる事 これだけは守ってきたつもりです。ジヨッシユ と 素敵な バースデーを 過ごして ください。    母さんより』

来年の私のバースデーには、父母のためにお祝いしたいと思っている、だって彼らがいなければ、私はこの世に生まれなかったんだもの。

今年の夏も、よしこさんと一緒にミステリオで過ごせることを、たくさんのキャンパーも待っているはずだから、いつまでも元気でいてほしいと心から願っている。(この写真は、ナオがサプライズで計画してくれたバースデーパーテイーで、本当にびっくりしている私)

Madam Butterfly had a baby Girl!

ミステリオですっかりおなじみのオペラソプラノ歌手の田村麻子さん。彼女は過去何回かに渡りサマーキャンプでミュージックデイレクターをつとめてくださったり、クリスマスパーテイーのゲストとしてパフォーマンスをしてくださっていますが、その麻子さんに、昨日、3003グラムのかわいいかわいいプリンセス、女の子が誕生しました! 生まれる直前まで、公演のために各地でパフォーマンスをしていた麻子さん。彼女が歌いだすと、おなかの赤ちゃんが元気よく背のびをしているのか、まるで一緒に歌ってるかのようによく動くベービーなのよ、と笑って教えてくださった麻子さん。

きっと麻子さんのベービーは、おなかの中で彼女の歌声を聞くのが、心地よくてたまらないだろうといっていた私たちでしたが、さすが、ベービーは予定日の1日前にこの世に誕生。これからはおなかの中からじゃなくて、お母さんの顔をみながら歌声を聞きたいと思ったのでしょうね!

ご主人のPAULと、彼の息子のNicholas 君もこの日をどのくらい楽しみに待っていたことか、だってNicholas君にとっては妹が誕生したんですもの。おめでとう、麻子さん、そしてPaul & Nicholas.

次のブログでは、赤ちゃんの名前を発表しますね。

最近サプライズが2つもありました。 1つめは、カナダに住んでいるSATOMI がサプライズでニューヨークに遊びに来てくれたこと。突然ミステリオのオフィスに現れたSIMONとSATOMIに、NAOも私もびっくり!

丁度その日の夜に、アーチストのお友達KAORUKOさんの個展オープニングパーテイーがあったので、みんなで繰り出しました。

キレイな着物姿が主役のKAORUKOさん。今回彼女が展示することになったMike Weiss Galleryはアメリカでも非常に定評のあるギャラリーで、ここで個展ができるというのは、アーチストにとっては夢のまた夢のお話し。そのステキな空間でのオープニングパーテイーには大勢のKAORUKOファンでいっぱい。等身大以上の大きな大きなキャンバスの主人公は女の子たち。すべての絵のどこかに、必ず日本の香りがただよっているのが特徴。その1つ1つの作品には女の子たちの生活感がカラフルな色合いで表現されています。ニューヨークに住んでいるみなさん、これは必見。1月までやっていますよ。

2つめのサプライズは、 NAOのバースデーパーテイ−。ミステリオの仲間たちと計画したデイナーに、まんまとだまされてしまったNA。レストランに登場した彼女の目の前には、Thomas, Simon, Rasheem, YukahashiやミステリオグッズのデザインをしてくださっているRieさんやJaeも。こちらも大成功。

さあ、次のサプライズは何かなあ!

ここのところ、異常なほど暖かなお天気が続いているニューヨーク。 この前までセントラルパークの木々が黄色がかってきたのに、緑の葉っぱの芽が顔を出し始めました、、、、。木々たちもびっくりしているんじゃないかなあ。

久しぶりのブログなので、お伝えしたことがた〜〜〜〜くさん。

11月のアメリカといえば、Thanksgiving  (感謝祭)の祭日が有名ですね。これは日本のお正月みたい。家族や友達がこの日集まって、1年間の様々なことに感謝し合い、ごちそうを食べる日、なんといってもメインはターキー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は JoshとThomasがはりきってくれました。お父さんのJosh はターキーと今回初挑戦するレモンメレンゲパイの担当、Thomasはスイートポテト&マシュマロのキャセロール担当。そしてそのお味は、、、、、VERY DELICIOUS!  

ゲストは私達の家族の他、高校の寮がお休みのためニューヨークにやってきたキャンパーのMAO とお友達のVIVA。

久しぶりにワイワイ楽しい晩餐となりました。

そうそう、MAOすっごく元気だったよ。12月23日のミステリオクリスマスパーテイーにも来てくれますよ! 

Think Different



10月5日、あのApple 社の創立者Steven Jobsが亡くなったニュースはすでにご存知でしょう。


ニュースを聞いたニューヨーカーたちのショックは、今でも続いています。

56才という若さでこの世を去ったMr. Jobs。

2005年 スタンフォード大学の卒業式で卒業生へのメッセージとして語った彼のスピーチは、今や1千万人以上の人たちがYouTubeでアクセスしているほど、世界のどんなリーダーのスピーチよりも素晴らしかった。たくさんある名文の中から、特に印象深かかったのが ”Be foolish, Stay hungry”

その彼が1997年にApple社が制作したコマーシャル "The Crazy Ones." これがまたすごい。残念ながらこのコマーシャルは当時一般公開されることなく、今日に至る秘蔵コマーシャル。彼のナレーションでたった60秒の中に込められた、それは感動的なメッセージ "Think Different".

毎日続々と彼を偲(し)のんで、Apple Store にやってくる人たち。家から歩いて5分のところにあるストアーには、この写真のように彼へのメッセージが窓にいっぱい、花やリンゴも飾ってあります。

時代を変えた・世界を変えた人物 Steven Jobs。安らかに、、、、、、。

How old am I?


私が心から尊敬しているカニングハム久子先生

彼女はニューヨークで、50年ちかく情緒障害の研究を続け、障害を子どもたちのためのカウンセリングをなさっている現役のドクターだ。その彼女とは、2か月に一度、定期的にランチデートをする。

今月もその時がやってきた! 先生のご主人が亡くなられて1年近くたつ。それは寂しくなられただろう。でもいつも背筋ぴーん、厳しさの中にやさしさをたくさん持ったチャーミングな先生だ。だから久子先生とのランチは私自身の癒しの時間にもなる。

いつもは先生のお宅にお邪魔して、お家でランチをごちそうになるのだが、今回は是非連れていきたいところがあると歩いて向かったところは、イタリアレストラン。

先生は10代終わりのころ、とっても大きな事故にあわれ、片足が義足。当時、義足をつけて生活することは、とても辛かったと言う。偏見の目で見られたから。でも、こんなことには負けてはいらない、と同志社女子大学英文科卒業後、アメリカで修士号をとるためにニューヨーク市立ハンター大学に入学。お父様がいつも言っていたこと、”女だからといってできないことはない、好奇心を持って何にでも立ち向かうんだぞ”。今から50年以上も前のこと。

義足をつけているとは思えないほど、普通に歩かれる久子先生、でも私は先生と手をつないで歩くことが大好き、先生の手のぬくもりを感じられるから。

このレストランは、サービスがとてもいいのよ、と先生おすすめの席に案内され、何を食べようかとメニューを見ていると、、、、、そこに現れた私達のテーブルを担当してくれるウェートレス。

”Welcome! What can I get you?" (ようこそ、何を召し上がりますか?)My name is Helen. 私はヘレンです。

ヘレンには笑顔がみなぎっていた。白髪で、とても品のあるエレガントな雰囲気。胸にはなにやらバッチがいくつかついている。

"Hisako, is this your friend?" (ひさこ、これはあなたのお友達?)と質問するヘレン。久子先生とも親しいことがわかった。すると久子先生がヘレンが何才かあててみてと、私の顔を興味深そうな顔で見つめた。

うーん、70才後半くらいかしら、と。たとえそうだったとしても、すごいことだと心の中でつぶやくと、ヘレンはすっごくうれしそうに、 "I am 96 years old! I've never stopped working and will work until I go to heaven" = 私は今年96才、仕事を休んだことはないわ、こうしてずっとウェートレスをしているの、きっと天国に召されるまで働き続けると思うわ!

OH MY GOD!!!! 心から本当にびっくりした、感動!!!

その秘訣を聞いてみると、毎日行くところがある、目的があることが元気の源だという。またいろんな人と会って話しをすることが楽しくてたまらないと。実際の自分の年を意識したことはないと教えてくれた。

先週、聖路加病院の日野原先生がニューヨークへ講演のためにいらっしゃった。彼は今年100才を迎える。その先生も、『好奇心を持つこと、いくつになっても自分からやりたいという気持ちを持ち続けることが健康で年を重ねる秘訣だ』とお話しされた。

やっぱりそうなんだ。

だったら絶対、久子先生も100才のバースデーを迎えることは確実だ。久子先生は、11月初旬から1か月、日本全国講演の旅に行かれる。今回は、東北にも足を運ばれるそうだ。

私もステキな先輩たちに負けないように、好奇心を持ち続けたいなあ。



The day Princess became a QUEEN!


今日はキャンプファーザーのJOSHの将来の夢を、みなさんにヒミツで教えちゃいます。なんと、大きな農園を持って自分の好きなフルーツや花を植えたいというのが彼の夢。

今はアパート住まいなので、日当りのよい窓際で植木を育ててながら、水をあげるたびに、How are you? と声かけているJOSH。

実は、テニスのプリンスSEIICHIRO も自分の家のベランダで野菜を育てているんですよ、彼も毎朝、野菜たちに声がけしているらしい。

今年になってJOSHが、フルーツを育ててみたいと上に葉っぱがついている大きなパイナップルを買ってきました。パイナップルは彼の大好物。その葉っぱを切り取って、下のパイナップルをおいしいそうにペロリとたいらげたJOSHが次にしたことは、、、、。

平らなお皿に水を入れて、切り取った葉っぱをのっけました。すると2週間後、葉っぱの下から根がでてきたのです!

次のステップ、、、、根のついた葉っぱを大事に土の入った植木鉢にいれて、一番日当りのよいところに移動し2日おきに水をあげ始めました。

そして3か月後、なんと、葉っぱの真ん中から小さな小さなパイナップルらしき芽が出てきたのです。

名前もPineapple Princess = パイナップルプリンセスと命名。JOSHも私もそのパイナップルに向かってもっともっと話しをするようになりました。

毎日ほんのちょっとづつ成長していくプリンセス。葉っぱもどんどん出てきて、それは元気そうに成長を遂げていきます。

8か月たつと、どんどん部屋中にほのかなパイナップルの香りがただよい始めました。ニューヨークにいながら、ハワイの香り?!そして大きな変化が、、、、触れてみるとやわらかくなっているではありませんか。

そうです、とうとうプリンセスがクイーン=Queenになる日がやってきましたっ。

そして、昨日の夜、Thomasも一緒に家族デイナーのあと、グッドバイプリンセスのセレモニーを実行する瞬間が、、、、。葉っぱと実を切り離すときに、思わずわ〜〜〜〜っと全員 ”We don't want to eat it."

思ったよりも大きなQueenにはならなかったけれど、そのお味は、ほっぺたが落ちてしまいそうに甘い甘いお味でした。

心配しないで! だってこれは終わりではないから。早速、Joshは食べ終ったパイナップルの葉っぱを切って、今日から水をはったお皿に置いて次のパイナップル作りがスタートしましたよ。

今度は、もっと大きなパイナップルプリンセスに育つように、Joshがどんな工夫をしてくれるのか、みんな楽しみにしていてね。

SURPRISE!!!!! Satomi is in town!




なんとびっくりサプライズ!!!!


カナダ・トロントしばらく住んでいるSATOMIが、再びニューヨークに遊びにきてくれたんです。


前回は、3月末、日本の為に震災のチャリテイーコンサートStand with Japanのお手伝い。そして今回は9.11のコンサート”第4回風の環メモリアルコンサートや、Merry Projectのお手伝いのためにやってきました。


彼女は大学生のころからMSTERIOにカウンセラーやスタッフとして参加、MSTERIO パスポートの表紙のデザインも昨年まで担当してくれていました。手先がとっても器用な上、ステキなセンスの持ち主なので、今、トロントでは水引や切り絵のアーチストとして教えながら、積極的に日本の文化を広める活動もしているとのこと。すばらしい。


この写真は、久しぶりにNAOと一緒にSATOMI がニューヨークの町中を繰り出した時の模様。


そのSATOMIがMSTERIOの10周年記念に作ってくれた あの”MAD BOX”覚えていますか? 写真のSEIICHIRO が持っているこのボックスがそれ、そしてこのボックスは”MADキャンペーン用”。


さてさて、ではそのMADキャンペーンとは一体なんだ?? 


昨年10周年を迎えたミステリオ、1 年を通して Make A Difference (MAD) (メーク・ア・ディファレン ス=自分のまわりの社会をよりよく変える) を楽しみながら行う参加型のプロジェクト『MADキャンペーン』を展開中!


これは、機会あるごとにみなさんから寄付を募ると同時に、それをどんな団体に寄付すれば、 Make A Difference できるかというアイデアも集め、最終的には、その中から選んだいくつかの団体にミステリオとして寄付をし、社会のために有効に使ってもらうというプロジェクトです。


この夏に締め切る予定だったこのキャンペーンは、311震災を受けて今年の冬まで継続することにしたのです。


寄付はこれまでに、322,247円 集まっています。こども関係、難病、環境問題など、社会一般に貢献している団体や活動はもちろん、震災支援関連でも「ここに寄付をするといい」というアイデア があれば、ぜひ教えてくださいね。その際は、団体・活動名だけでなく、選んだ理由もEメールinfo@msterio.com まで!


このMAD FUND にご寄付いただく場合には、下記の振込先までお願いいたします。

★MAD キャンぺーン専用口座★ 三菱東京 UFJ 銀行 吉祥寺支店 店番号 220 普通 0125766

(有)NoZoCo MAD FUND 電話番号: 042-222-9051



※MAD キャンペーンの“MAD”は、ミステリオのスローガ ン”Make A Difference”の頭文字と、「夢中になる」を意味 する”MAD”という言葉の両方をさしています。


Go Back to School!




何ごともなく9.11の10周年の式典も無事に終りました。そして9月8日からスタートしたFashion Weekも今週15日に幕を閉じます。


今日は、久しぶりになつかしいMSTERIOの仲間の写真を3枚公開。

ダンスデイレクターとして初回に何度か参加してくださったMICHIYOさん。彼女はイサドラ・ダンカンのアンバサダーとしても有名です。その彼女が、最近NHK教育日曜美術館に出演なさいました。

次は、やはりMSTERIOの始めのころ、チアーリーデイングを教えにやってきてくれたAMY。そのAMYのお嬢さん、LILY ちゃんもすっかり大きくなりました。

そして最後は、元カウンセラーの、REIKA&JUNの息子さんAITOくん。最高にハッピーな家族の写真です。

そうだ、もう1つあったっ。カナダのトロントにいるSATOMIが、サプライズで週末ニューヨークを訪ねてくれたんですよ!!! 写真は次回に。

ニューヨークもここ急に秋らしいお天気になってきましたよ。

今週も、みなさん元気に過ごしましょうね。

Ride to Remember


Labor Dayが終わり、いよいよ今年後半の始まりです!


今週は9.11を前に、いろいろなメモリアルイベントがニューヨーク各地で行われている中、今日は、昨晩参加したイベントを紹介しましょう。

JOSHと一緒に去年の6月からランニングの他に、エクササイズの1つとして取り入れたスピンクラス SoulCycle。室内の動かない自転車に乗って、ビートある音楽に合わせてベダルをこぎながら、筋肉トレーニングをしたり、ヨガのポーズの練習したりと、45分間かなりハードな運動量。室内はサウナのように暑いため、かく汗の量は半端じゃない。私達が特にこのSoulCycleにはまっている理由の1つには、インストラクターの質のよさ。不可能なことは何もないんだという気持ちに45分間させてくれる、彼らが発する言葉1つ1つで、自分の中のモチベーションがガンガンとあがっていきます。

今回Soulcycle が企画したこのチャリテイーイベントは、10年前9.11で亡くなった人たちのことを想いだし思い切り汗をかこう、というもの。題して”9.11 Memorial Tribute Ride"が昨晩、夜7時からトライベッカのスタジオで開催されました。

このイベントのホスト役は、Kelly RipaとBilly Crystal。2人ともいわゆるセレブたち。なんとどうやらこの2人もSoulCycleの隠れファンとのこと、びっくり!!! 

イベントのスタート2分前に、ばったり会ったI Will Foundationを立ち上げたMatt Long (写真の彼, 隣はJOSH)。大分前のニューヨークマラソンのブログで紹介したことがある消防士のMatt。9.11経験者。当時、自転車に乗ったMattは、大型バスの脇見運転ではねられ、再起不能と言われていたのにも関わらず、自らのリハビリと多くの人たちのサポートにより、見事に復帰したという勇気あるストーリーは、有名な話し。今ではトライアスロンにも参加できるまでになったMatt。

昨晩は彼もチャレンジしようとI Will Foundation を代表してやってきました。久しぶりに会ったMatt は、前回よりも益々元気をとりもどし、筋肉モリモリ!

一晩で集まった金額は$150,000.00 (日本円で約1200万円)このドネーションはNational 9.11 Memorial & Museum (9.11メモリアル記念館)のために全額贈られます。

汗をめちゃめちゃかいて気分も壮快。それだけでも満足な上に、9.11記念館設立の為に、少しでも役に立つことができたとハッピーな気分、そして久しぶりにMattにも会えて、、、、なんとも充実の夜となりました



Labor Day is here!

img_0669.jpg

アメリカは今週末Labor Day Weekend、来週の月曜は祭日です。このLabor Dayは必ず9月の第一月曜日と定められています。Laborは働くという意味、だから労働者の日ということになりますね。労働者にありがとう、という気持ちを示す祭日、日本の勤労感謝とちょっと似ているかも。でもどちらかというと、夏の終わりを告げる為の祭日といったほうがピンとくるかもしれません。またこのLabor Day にアメリカンフットボールのシーズンがスタートします。夏が終わってしまうからと、最後の夏休みをとろういうニューヨーカーたちの多くが、バケーションに出てしまうため、今週末の街の中はとても静か。

そして9月になると、毎年思いださせるのが、9.11。あれから10年の月日がたちました。来週はその為に、ニューヨークのいろいろな場所でたくさんのメモリアル・イベントが開催されます。

今日はその中から2つ、ご紹介したいと思います。コロンバスサークルにそびえ立つTime Warner のビル。この1階と3階で9月12日まで行われている写真のイベントFACES OF GRAND ZERO。ここには、9.11の生存者、いろいろな場で活躍したヒーローたちの等身大の二倍の大きな写真が数えきれないほど展示してあります。それぞれの写真には、ヒーロたちのコメント付き。一番のヒーローたちは、消防士。その他、ナース、ドクター、などなど。その写真の中をうねり歩きながら、10年前を思いだし涙が頬を流れます。

9月10日の夜7時から、第4回風の環メモリアルコンサートがNew York Society for Ethical Culture Concert Hall で行われます。今回前半は日本人のアーチストたちばかり、そのみなさんが東北出身。日本からはご遺族方たちが30家族ほどいらっしゃると聞いています。後半は、Gregory Singer指揮によるManhattan Symphonieの演奏。何人か友人を亡くした私も、何か役に立てることがあればと、このコンサートの司会を今回やらせていただくことになりました。

来週はイモーショナルに、とても複雑な週になりそうな予感。でも、亡くなった方達の分まで、命ある私達が、自分にできることをしっかりしていかねば、と心に固く誓って、、、、。

Hello from Mucchi!

今日から9月 そして、元気なむっちーからみんなにハロー! 


毎年ミステリオサマーキャンプに参加している年長さん=キャンプグランパのむっちーが、今年参加できなかった為に、参加者のみんなから、”むっちーは大丈夫?” ”むっちー元気かなあ?”というお問い合わせをたくさんいただきました。

そこで、今日は最近のむっちーの写真と共に、彼にインタビューをしてみました。

ミステリオ:今年のミステリオ、来れなくて残念でしたね。みなさんが心配していますが、むっちーはお元気でしたか?

むっちー:うれしいな、みんなが心配してくれていたんだね。ありがとう。むっちーはとっても元気にしていますよ。今年のミステリオ楽しそうだったね。行けなくて残念だったよ。

ミステリオ:なぜ今年来れなかったのですか?

むっちー:たまっていた仕事や原稿の締め切りがあってね、泣く泣くミステリオを断念したんだ。

ミステリオ:ということは、ミステリオ中1人生活だった、、、?

むっちー:そうなんだ、8日間もの間、長かったよ。朝から晩まで一人だけの生活は82年生きてきて始めてかもしれない。いつでも家族と一緒だったからね。

ミステリオ:どうでした?

むっちー:いやー寂しいのなんのって。何をするにも楽しくないんだよ、1人だから。話しかける相手もいないし。1人で食事してもおいしくないし。

ミステリオ:でも家族がいても1人でテレビを見たり、1人の時間も多いはずでは? 

むっちー:それが違うんだな。いつもいる人がいないってことが、寂しくなっちゃう。

ミステリオ:普段は誰が周りにいらっしゃんですか?

むっちー:奥さんのよしこさん1人だよ。で今回1人になってわかったことがある、それは、よしこさんがいないと、自分は何にもできなくなっちゃうってこと。

ミステリオ:ということは、もしかして今回よしこさんがどれだけむっちーの人生にとって大切かがわかった、ということですか?

むっちー:はい、その通り!!!!

インタビュー後のミステリオのコメント: 今年は、キャンプグランマのよしこさん、2階に住むテニスのプリンスSEIICHIROもキャンプに行ってしまい、むっちーはかなり寂しかったことが伺われました。なんと夫婦生活53、普段、寂しいとか、君がいないと困っちゃうとか、口にする機会がなかったむっちーですが、その気持ちを正直によしこさんに伝えると、”私のことをそんなふうに思っていてくれたなんて!” と、よしこさん大感激。

どんな年齢になっても、あなたが大好き、あなたは私の大切な存在だよ と正直に言い合える、ステキなことだと思いませんか? 家族でなくても、お友達同士でも同じこと。

さあ、今日から言ってみましょう! あなたが大好きって。

Harry Potter Premier in NY



昨日の夜から、家の近所にすごい人数の若者たち。寝袋を持って集まっている。朝起きると、なにやら外から大きな歓声が聞こえてくる。


21階のアパートの部屋の窓から、下をのぞいてみると、昨日の夜から人手が5倍に増えている。これは一体なんだろう!

家の前にはリンカーンセンターというオペラやバレー、シンフォニーホールがある。窓をのぞくと、そのリンカーンセンターの前に、朝から赤い絨毯(じゅうたん)いわゆるレッドカーペットがしいてあった。双眼鏡を取り出してそのレッドカーペットを見てみると、なんと、Harry Potterと書いてある。

そうか、この人たち、今晩リンカーンセンターのAvery Fisher Hall であるHarry Potter and the Deathly Hallow, Part 2 のプレミアを見たいと昨日の夜から集まった若者たちだったんだ。

それにしても、すごい数のファンたちだ! 各局のテレビ局も勢揃い。

さてさて、その価値があるかどうか、、、、一般公開は7月15日から。


Hello Kids in Haiti!




覚えていますか?去年の1月12日、マグネチュード7の大地震がハイチで起きたことを。


あれから1年半、いまだに回復の目処はつかず、世界からの援助を受けながら今日もハイチでは復興活動が地道に続けられています。

そのハイチに、KIDSUNA絆PROJECT=Global Kids Project の平和イベントのために100体のHappyDollを届けに行ってきました。

ハイチの飛行場を出た瞬間、腰が抜けそうな驚きでした。目の前には、私が頭の中で描いていた世界とは比べ物にならない、想像を超えた貧しい人々の生活があったのです。

40度以上はあるだろう湿気と暑さの中、ホコリにまみれ、道沿いには、コンクリートビルの残骸(ざんがい)、あるとあらゆる場所にはごみの山、家を失った人たちのテントがたくさん建っています。道沿いで洗濯をする人、食事を食べる人、料理を作る人、生活用品から衣服類など、さまざまな物を売っている人などなど。ニューヨークから飛行機でたったの3時間、とても近いようでとても遠い国だと感じました。

イベント当日、続々と到着する子供たち。私のことを、”あなたはどこから来たの?”という不思議そうな顔つきで見つめる子供たち。名前は”NOZOMI" 英語でHOPE=希望って言う意味なのと答えると、一人一人最高の笑顔で迎えてくれました。

どの子供たちも、たった1年半前に起きたあの恐ろしい体験をした子供たちとは思えぬほどの無邪気な表情に、思わず私の頬から涙があふれてきました。

地図を広げて日本の位置を説明し、私の故郷は日本、3月に日本でも大きな地震と津波があったことを伝えると、一斉に子供たちからJAPON JAPONの元気な声援。

そんな自己紹介をした後に、みんなで輪になってダンスや歌を唄った後、今日は、日本の子供たち、アメリカの子供たちが皆んなのことを想って作ってくれたHappyDollをプレゼントしにやってきたんだよ、と伝えると、急に大きな拍手が鳴り出しました。100体のHappyDollを、手分けして、子供たちに配り始めると、今度は、歓声の渦。みんながそれはエキサイテイングにわ〜〜〜〜〜〜い、わ〜〜〜〜〜〜いという喜びの声。

手渡されたHappyDoll をそれは大事そうに、ポケットに入れたり、頬を近づけて持ったり、お母さんに持っていてほしいと預けに行ったり、、、。

すると、今度は全員総立ちになったと思ったら、私のところにどんどん近づいてくるではありませんか!みるみるうちに、私のことを囲む子供たち。NOZOMIと写真を撮ってほしい行列ができてしまいました。気分はすっかりMovie Star!

今度は、みんなにもHappyDoll を作ってもらいたいんだ、とペンとDollを渡し、いくつかのグループに分かれてHappyDoll 作りにとりかかります。ペンは1人に一本。その一本のペンをしっかり大事そうに握りしめて、一生懸命ドール作りにとりかかる100人の子供たち。

作ったドールは、いつ日本に行くの?アメリカの子どもたちは、どこに住んでいるの? 受け取ったら、ハイチに遊びにきてくれるかなあ? 日本の子供たちは、自分たちと同じようにお家がないんだろうか? たくさんの質問が飛び交います。あ〜彼らの言葉ができたら、もっともっとお話しできたのに、と悔しい気持ち。

そして、、、、子供たちはそれぞれのクリーションを最大に活かして、ステキなHappyDollが100体出来上がりました。

このKIDSUNA絆プロジェクトは、日本&アメリカ&ハイチの3カ所をHappyDoll で繋ごうという目的で、平和活動家&コロンビア大学Teachers Collegeで心理学の教授のDr. Judyと合同で企画されたプロジェクト。彼女は、特に災害や震災によるトラウマでなかなか立ち直ることのできない子供たちの為に、世界中を飛び回っている元気満点の女性。

3月11日以降、彼女との出会いが、このような転回になろうとは、誰も想像しなかったこと。でも、このプロジェクトを通して、ハイチに出向くことができた、実際に自分の目で、元気に生きようとしている100人の子供たちと出会うことができた、そう思うと、このプロジェクトの深い意味を感じ、ハイチの子供たちにありがとう、という感謝の気持ちでいっぱいです。

ミステリオの子供たちを始め、このプロジェクトの為に、100人の日本の子供たちが6月始めに心をこめて作ってくれたHappyDoll。そして、アメリカでも100人の子供たちが協力してくれたこのプロジェクト。

今、こうしてハイチの子供たちに100体のHappyDoll が届き、これから日本とアメリカの子供たちにも100体が送られる、と想像するだけで、ワクワクしてきます。

HappyDoll を通して、みんな1人じゃないんだよ、世界のどこかでみんなが君のことを想っているんだよ、という気持ちが、Make A Differenceになって繋がっていく。

もっともっと地球が1つになっていく、みんなの想いがどんどん1つになっていく、とても素敵なことですね。

今も子供たちの笑顔を思いだしていたら、またハイチに行きたくなりました。