New York ーニューヨーク

Another Thanksgiving Parade??



買い物にでかけようと、アパートからほんの5分くらいのところで不思議な光景に遭遇。


大きな七面鳥やらスヌーピーの巨大なバルーンが空を飛んでるし、それを見ている人たちが、全員風船持ってるし。ええええっ、Thanksgiving = 感謝祭は10日前に終ったはずなのに、、、。なんで、またパレードが行われているんだろう!!!

人の波にのまれるように、思わず観衆に混じってパレードを見ていたら、スピーカーを通して大きな声でCUTという声がいきなり聞こえてきた。

これ、なんですか? とお隣さんに訪ねると、映画の撮影だよ、と教えてくれた。

そうだったんだ、これで納得。で、どんな映画なんですか、と訪ねると、TOWER HEIST というコメデイー映画らしい。

どんな俳優さんが登場するんですか、と聞いたら、そのキャステイングにびっくり。有名人ばっかり。例えば、Eddie Murphy, Ben Stiller, Tea Leoni, Basey Affleck それにMatthew Broderickと超豪華キャスト。そしてこの映画の舞台にはニューヨーク・マンハッタン、しかも家の近所らしい。

きっとこれからも、撮影隊と遭遇することがいっぱいあるような予感がする。

映画上映公開予定は来年の11月公開になったら絶対に観に行くぞ!

TWO Christmas Trees in NY and Santa Monica




11月30日夜、待ちに待ったニューヨークのロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーの点灯セレモニーイベントが行われました。

今年のツリーは高さは22メートル、重さは12トン。LED(=発光ダイオード)3万個も飾り付けられ、電源は太陽パネルを使用と、エコ環境のことも考えているところがいいですね。

毎年このツリー選びは、各地から自分の庭のツリーをドネーションしたいと希望する人たちが殺到する中、厳選な審査が行われた上で決定されます。そして、今年のツリーに選ばれたラッキーファミリーは、NY郊外に住むActonさんファミリー。お父さんのPeter Acton さんは12年の経験を持ったFireman=消防士、しかも2001年9.11には、グランドゼロ=Ground Zeroで任務を全うしたファイアーファイター。

彼のお庭にあったこの木は、75年もの。(写真提供New York Post) 点灯セレモニーでインタビューを受けたPeterさんは、9.11で亡くなった人たちの冥福を祈るように、このツリーがきらきらと輝きながら、大勢の人たちに幸せを与えられたら、これ以上うれしいことはない、と語っていました。 このツリーでたくさんのMake a Differenceが生まれる、ステキなことですね!

このツリーは来年1月7日までロックフェラーセンターで見ることができますよ。

点灯瞬間の映像はここをクリック

そして、、、、、前のブログにも書いたように、ロスアンジェルス・サンタモニカに住むミステリオのアートデイレクタ−のアンソニーが建てたショッピングカートのクリスマスツリーも完成しましたよ。 

Happy Thanksgiving!



11月最終木曜日はアメリカの感謝祭=Thanksgiving Dayの祭日です。


この日は、各家庭の味自慢大会と言われるほど、自慢のレシピーに腕をふるってお料理に励む日。ターキー=七面鳥の丸焼きに野菜の付け合わせ、デザートにはパンプキンパイを食べるというのが習慣です。

宗教や人種の異なるアメリカで、唯一国中が同じ目的でお祝いをするというこのThanksgivingは、いかに誰が一番”おなか一杯”になるか、という競い合い??にもなる日、家族や仲のよい友達と過ごす大切な1日です。

ニューヨークでは、Macy'sというデパートが1942年から毎年開催しているパレードがとても有名です。朝9時から始まるこのバレードでは、その年に人気のあったキャラクターの巨大なバルーンや、永遠のアイドルキャラクターたちがたくさん空を舞いながら行進します。バレードの最後には、サンタさんがソリに乗って登場。サンタさんは、この日から世界中にプレゼントを届けに出発!

今年は久しぶりに、双子の義娘Victoria&Jennifer、Josh、お姉さんBarbaraの夫婦と2人の姪御たちの8人が、それぞれがこの1年を通して感謝の気持ちを伝えたい人や出来事を発表しあい、わきあいあいの夕食会となりました。

写真は家の窓から撮ったスパイダーマンのバルーンと、私達8人がぺろりと食べてしまったターキー。

最後に、アメリカ国民に送られたオバマ大統領のメッセージをみなさんにも!

Friend --

When Michelle and I sit down with our family to give thanks today, I want you to know that we'll be especially grateful for folks like you.

Everything we have been able to accomplish in the last two years was possible because you have been willing to work for it and organize for it.

And every time we face a setback, or when progress doesn't happen as quickly as we would like, we know that you'll be right there with us, ready to fight another day.

So I want to thank you -- for everything.

I also hope you'll join me in taking a moment to remember that the freedoms and security we enjoy as Americans are protected by the brave men and women of the United States Armed Forces. These patriots are willing to lay down their lives in our defense, and each of us owes them and their families a debt of gratitude.

Have a wonderful day, and God bless.

Barack


BRAVO GOHEI!


今年の夏、ミステリオ・スイートチャリテイーコンサートに出演、その直後ミステリオサマーキャンプで、ミュージック・デイレクタ−を務めてくださったNISHIKAWA GOHEIさんのリサイタルが、昨晩、ニューヨークのカーネギーホール Weill Recital Hallで行われました。チケット完売。


会場にはMarianna, Asako, Nao, Yasuko, Rasheem, Simon や何人かのキャンパーたちの、なつかしいミステリオの仲間の顔も見かけましたよ。

今回は北海道からいらしたソプラノの歌手・ 高橋雅子さんの伴奏、そして彼自身のソロ演奏と、最初から最後まで出ずっぱりのGOHEI。

プログラムの1部は、みんなに馴染みのあるオペラや宮崎駿(はやお)の映画作品主題歌でスタート。後半はミュージカルから有名な曲を3曲。私が感動したのは、1部の最後の曲。だって、なんとこの夏のサマーキャンプでテイーンズたちが見事な演技と歌唱力を見せてくれた”あの”Sound of Musicの最後の曲、『Climb Every Mountain=すべての山に登れ』だったのです。まるであのキャンプ場の美しい山々が見えてくるような感動でした。

そしていよいよ2部、GOHEIのソロ演奏

荘厳で緊張感に包まれた空気の中、まずプーランク作曲の即興曲第15番で幕を開いたGOHEI。この曲そのものが持つ美しくせつない旋律に、少しづつ観客の心に響き渡り始めました。

2曲目はメンデルスゾーン作曲の無言歌集。この曲は、2つの旋律がそれは美しく交互に、まるで恋人同士が二重奏を奏でるかのような曲。この時には、すでに観客全員がGOHEIの演奏に完全にとりこ状態。表現力、彼の人間性、今まで培ってきた努力、そのすべてがホールいっぱいに響き渡り、私達の心に癒しを与えてくれたのです。

3&4曲目は、ショパンのノクターンの中でも、最もドラマチックな作品と言われている作品48-1、そしてスクリャービン作曲のエチュード 作品8-12。こちらは、最後まで途切れなく続く右手のオクターブと、左手は一瞬の休みなく最後まで音が動き続ける、というそれは高度なテクニックを必要とされる難しい曲を演奏してくれたGOHEI。

1999年、将来すばらしいピアニストになると約束されNYに渡ったGOHEI。2005年その彼を襲ったディストニア(dystonia)という神経性の病気。両手の演奏機能を完全に失い、ドクター全員から完治は不可能と言われながらも、あきらめずに自分なりのリハビリを続けた彼。少しづつ右手の機能が快復し続け、今は右指が4本、左指が2本が動くようになったGOHEI。

人の何十倍も練習をしなくてはスタート地点にも立てない、緊張しすぎても、指の動きが悪くなる、というハンデイーを持ちながらも、昨晩の彼の演奏は、まるで彼に何か特別な光があたったかのような素晴らしさでした。

2人の演奏が終ったその瞬間、盛大な拍手と会場を埋め尽くした観客全員が一斉に総立ち。鳴り止まない拍手に、思わずGOHEIの頬に涙がすーっと流れていました。

あの異常なほどの観客の熱気はどこから来たんだろう、と考えた時、彼の演奏の内容はもちろんのこと、GOHEIを応援したいと思うとてつもない大きなエネルギ−と、彼を見守るみんなの大きな愛の力があったからだと心から感じました。

もう大丈夫、GOHEIはこれから指の障害を持っていようとも、これだけのニューヨーカーたちが応援してくれる中で、どんどん力を出して演奏活動をしていけると思う。

たくさんのMake a Differeceを示してくれたGOHEI、ありがとう。

おめでとう、雅子さん。BRAVO、GOHEI!!! (写真撮影は絶対禁止なのですが、内緒でそっと撮った写真を掲載しちゃいます。)

Reunion in NY with Seiko-san - 聖子さんとNYで再会



NYマラソンの応援にも駆けつけてくださったミステリオのドラマデイレクタ−SEIKOさんを囲んで、久しぶりにミステリオの仲間たちが集まりました。


再会第一弾:GOHEIさんとのランチ会。そこに同席してくだったのは、NY在住のアーチストKAORUKO さん。私は彼女の作品が大好き。色使いのあでやかさ、斬新な表現力、彼女の目を通して見る普通の女の子たちの生活を鋭く観察し、絵に表現しているところが、なんとも新鮮です。初対面同士のSEIKOさんとKAORUKOさんでしたが、同じアーチスト同士すっかり意気投合。

ランチが終った後、今年のミステリオサマーキャンプでミュージックデイレクターとして活躍してくださったGOHEIさんが、11月20日土曜日にカーネギーホールでリサイタルを控え、当日演奏を聞けないSEIKOさんの為に、ミニコンサートをしてくださったのです。なんとも贅沢。

リサイタル前のGOHEIさんのインタビュー記事が、人気ウェブマガジン『ニューヨーク・ニッチ』に掲載されました、ぜひ読んでみてください。そしてニューヨーク在住の方たちは、11月20日GOHEIさんの演奏するカーネギーホールのリサイタルで会いましょうね

再会第二弾:今、ニューヨークで爆発的人気レストラン、MOMOFUKUで、ミステリオの仲間や、SEIKO さんと共通のお友達を誘って10人の女子夕食会に! このレストランの名物料理は、なんといってもBO=ボー。ラッキーなことにYASUKOさんが2回目の経験だったので、彼女に注文はお任せしたのが大正解。いろんな他の食べ物もメニューにはあるのですが、私達はこのBOだけに集中することにしたのです。

BOって何よ、と思うでしょ。これがね、このBOがテーブルに現われた瞬間、思わず大声でOH!!!! とうなってしまった私たち。巨大なぴっかぴっか光った照り焼き状態の豚肉の固まりが、1つデーンっ。こちらが伝説のブタ”BO”なのです。それを、フォークでほぐして食べるのdすが、これがまた、びっくりなのです、焼き上がりが、とろけるように柔らかい。

これだけかと思ったら、大皿にこんもり山になった生ガキが、どーん。引き続き、ボストンレタスが何十枚もどんぶりに入って登場。キムチやネギのオイル漬け、ちょっと甘辛の味噌などの薬味も4種類。そして、最後の決め手が、超ドデカイボール山盛りの白いご飯がデーンデーンデーンっ。

”みなさ〜〜〜ん、食べ方は、これとこれを入れて、、、”とお店の人の説明を受ける私達の目つきは、真剣そのもの。要するにレタスにこのすべてのものを包む、というのが食べ方、とても簡単。ポイントは、豚肉、生がき、そして飯もいれちゃうってというところ。簡単に言ってしまえば、韓国風ボーク包みレタスまき。

最初の一口を口に入れた瞬間、シーン〜〜〜〜〜っ、この静けさは一体なんなのだろうかと思ったくらい、なんと、全員言葉に出ないほどのおいしさを実感したのです。

オシャレしてメーキャップも完璧で挑んだけれど、もう身なりにかまっている場合ではありませんよ。あまりのおいしさに、口のまわりにはソースがついちゃうし、大口をあけるから、口紅もとれまくっちゃうし。

久しぶりのこの満足感は、お料理のおいしさはもちろんのこと、仲好しの友達大勢でおいしいものを1つ、みんなでシェアーするっていうことにあるのかもしれません。もう楽しくってたまらないっ。思わずミステリオサマーキャンプの食事の時間を思い出しちゃいました!

SEIKOさんや、YASUKOさん&NAO他、今回のお食事メンバーはこれまた豪華版。KASUMIさん, CHIKAさん, EMIさん、YUMIさん, NATSUYOさん, TOMIKOさん、このみんなに共通して言えることは、明るく元気で前向きなこと。

NYに住んでいるみなさん、是非 MOMOFUKU SsaM Barに行ってみて。その代わり、できるだけ大勢で(最高10名まで予約できます)行ったほうが超お得。

MOMOFUKU SsaM Bar
住所:207 2nd avenue at 13th street NY, NY 10003
電話:(212) 254-3500
営業:ランチevery day / 11:30 am – 3:30 pm、ディナーsun – thurs / 5 pm – midnight fri + sat / 5 pm – 2 am

Big Marathon Weekend - Go Thomas, Go Seiichiro!



世界各国から集まった約5万人ランナーたちが、ニューヨークに大集合したニューヨークマラソンも昨日無事に終りました。お天気も快晴、マラソン日和。

2006年から毎年出場していたJOSH&NOZOMI選手は、今年は応援団として沿道参加。

ミステリオから今年はSEIICHIRO選手とTHOMAS選手が出場。THOMASは去年の夏から私達と一緒にランニングを始め、6月から本格的にマラソンのトレーニングに入り、マラソン出場の権利を取得するために、子供の肥満を防ぎより健康な生活を奨励するTeam for Kidsというチームに入り、寄付集めにも参加しました。その結果、自分にとっても体重を15キロ減らすことができ、益々スリムにかっこよくなったTHOMAS。

今年のランナーの中で一番注目をあびたのは、69日間チリの炭鉱に閉じ込められてしまった炭鉱員の1人Edison Penaの出場でした。炭坑員の中で最もアスリートだった彼、閉じ込められたも関わらず、毎日炭鉱内で8キロジョギングをしていたというMr. Pena。そんな彼も、これほど過酷なレースは今まで経験したことがなかったと言いながらも、5時間40分で完走。彼の為にエールを送る沿道の応援は、それはひときわ目立っていました。

気になるミステリオの選手たち、、、、NYマラソンは今年で4度目のチャンレジだったSEIICHIRO選手は、最近、仕事がめちゃめちゃ忙しく国内海外出張続きという中、なかなかトレーニングもままならず、その上、最近もっと楽に走れるようにとフォームを変えたばかり、その新しい走り方をこのNYマラソンで実行してみようと、楽しみにしてやってきたSEIICHIRO選手。そのうえ、レース中にずっと聞き続けた曲はたった1曲だけ。

THOMASとSEIICHIROの走るペースがちょっと違ったために、何カ所か場所を変えての応援で、人ごみの中を移動するには一苦労。結局、SEIICHIRO 選手の走る姿を見ることができたのは、JOSHを団長に、NAOを含む応援隊10名のうち、たった1人SEIKOさんのみ。これはかなりラッキーでしたね、SEIKO-san! 

最高おかしかったのは、NAO。あまりの人ごみで、信号機の柱によじ登って上からの応援。

そして、、、初出場のTHOMASのタイムは4時間55分となんともBRAVO。SEIICHIROは3時間56分、こちらもFANTASTIC!完走後の2人の最高な笑顔に、私たちもハッピーに!

SEIICHIRO選手は金曜午後にNYに到着し、月曜の朝5時に日本に向けて旅立ちました、超人的です。

日本からたくさんのエールを送ってくだったみなさん、マラソン当日ボランテイアーをしてくださった大勢のみなさん、NYで応援してくださったみなさん、すべての方たちに感謝をこめて、ありがとうございました。

来年は、また絶対に走るぞ!


NY MARATHON - TWO DAYS BEFORE THE BIG DAY!!!!!


いよいよ、NYマラソンは明日の日曜日! 


SEIICHIRO選手は昨日金曜の午後東京から到着。今回、初出場のTHOMASも準備万端。すっかりスリムになったTHOMAS選手はここ半年間、毎日マラソントレーニングの為に貯め込んだ力を明日発揮します。

偶然にもNY滞在中のSEIKOさんや、久しぶりに集まるミステリオの仲間たち(YASUKO, ASAKO, NAO, LINDA, ANNA, RIE) と一緒に、昨日の夜、マラソン前々夜祭パーテイーで大集合。他にも6名のランナーやその友達や家族、中には68才で初出場の友達や、日本からも2人のランナーたちと一緒に、楽しい夜となりました。

その上、昨日はLINDAのバースデーだったので、ANPO のケーキでHAPPY BIRTHDAY!
今日、土曜日の午後には、映画ANPOがNYのプレミアムを迎えます。

お祝い続きの今週末、どうか明日晴れますように〜〜〜〜〜〜っ。

Happy Doll Project 奇跡第二弾!- Part 2 Miracle happened Happy Doll Project




Happy Doll Project 奇跡第二弾!


火曜日の午後、ハッピードール緊急チーム7名は、NY郊外にあるMaria Fareri Children's Hospital を訪れました。

病院の外のお庭には、大きなクマさんの置き物や、ロビー受付近くの壁一面には子どもたちが描いた絵のコラージュや、ミニ水族館、ウインクするお月様や大きな時計、セサミストリートのキャラクターの置き物がいっぱい。まるでここはデイスニーランド?!と思ったくらい。

ようこそ、と温かく迎えてくださったGabrielle Bellettier さん。彼女はこの病院のChild Life and Creative Arts Therapy Department専属のアートセラピーの先生で専門は、モザイクだそうですが、アート一般なら何でもござれ、といろいろな楽しいプログラムを入院中の子どもたちに提供しています。

この前のハロウィーンイベントとは、ガラリと雰囲気も変わり、かわいいアートルームに子どもたちがゆっくりと登場。

始めは、あなたたち何者?と、ちょっと緊張気味だった子どもたちも、ドール作りが始まったとたん、目を輝かながら、こんなドールを作りたい、と出てくる出てくるいろんなアイデアが!お見舞いにきているお父さん、お母さんやおばあちゃん達も、一緒に楽しく参加してくださいました。

出来上がった作品は、どれもこれも素晴らしいこと。最初に一生懸命作ったドールを日本の子どもたちにあげるのが、ちょっと残念に思ったJacob、だったらもう1つ作って2つ目をあげるよ、と2つ目の作品をMASAKOさんに渡している光景には、とても心が温かくなりました。

ハッピードールの人形たちは、今日MASAKOさん達と共に日本に旅立っていきました。

今回は2回の緊急Happy Doll Project でしたが、NYにいる私達にとっても意味のある時間になりました。

ハッピードールプロジェクトがクリエートしてくれた Make A Difference に乾杯、そして実際にこのイベントを形にしてくれたニューヨークの友達にも ありがとう!

Halloween Miracle - ハロウィーンの奇跡




この週末のニューヨークの町中はハロウィーンで大にぎわい。それと同時に、後1週間に迫ったニューヨークマラソンの準備も着々と進んでいる。


そんな中、土曜の朝、奇跡が起きた!

今からたった4日前、お友達のMASAKOさんから1通のメールが届いた。彼女はWAPというアートで幸せのうずまきを創ることを目的に、美術館や病院、学校や地域社会など大切なステージにアートの潤いと感動を届けているnon-profitの代表。MASAKO さんはアートを通して日本中にMake A Difference を実行している最高にステキな女性。

そのたくさんの活動の1つに、Happy Doll Project がある。これは、日本全国の子供病院や養護介護施設をMASAKOさん自ら出向きながら一緒にお人形を作り、出来上がった人形たちをその場で展示し、次の病院へバトンタッチしていくというステキなプロジェクト。

彼女と出会った時、いつかこの人形たちが世界に旅することができたらどんなに素晴らしいだろう、と想った私の気持ちとMASAKOさんの想いが一致して、今年中に一度ニューヨークでHappy Doll をやってみようと計画を練っていた結果、今年中は難しいけれど、来年の1月に1カ所で開催が決定!

ところが、彼女からのメールには、”今年中に自分たちの作った人形たちがニューヨークに旅することを心待ちにしている子どもたちがいる、そしてその子どもたちがもしかしたら、来年まで年を越せないかもしれない” という内容だった。そして、”なんとか来週中に、どんな小さい規模でもいいからHappy Doll Projectを実現できないだろうか”という相談だった。

そんな、、、、年を越せないなんて、、、、、。急に何かにとりつかれたかのように、不思議な力がわいてきた。早速ミステリオでおなじみの、YASUKO、NAO、そしてミステリオグッズやカードのデザインをしてくださっているRIEさんを巻き込み、Happy Doll New York チーム結成。それぞれが、この緊急な私達のお願いに協力してくれそうなところに一斉に連絡を入れたのだ。

そして、MASAKOメール到着の翌日水曜日、電話が鳴った。今度の土曜日、ある場所でやるハロウィーンイベントでHappy Doll をやってほしい、という内容だった。

思わず、みんなでヤッタ〜〜〜〜〜と歓声をあげる。東京のMASAKOさんにすぐ連絡をとり、今すぐ旅の準備を始めてほしいとお願いした。

そして、MASAKOチームは無事金曜の夕方にニューヨークに到着。その翌日土曜日の朝、日本からのHappy Doll チーム3名とニューヨークの緊急Happy Doll チーム6名合同でイベントに繰り出した。

このイベントを企画したのは、BARBARAさん。彼女は癌の子どもたちや、その家族の精神的や経済的なサポートだけでなく、子どもたちの夢をたくさん叶えてあげる支援しているnon-profitの団体CandlelightersNYCのExecutive Director。何回か交わす電話の向こう側に、とてつもない大きなエネルギーを彼女から感じた。”当日は紫のカツラをかぶる予定なの、すぐにわかると思うわ”と。

イベント会場は某有名なニューヨークのおもちゃ屋さん、そこを開店前に貸切にして、この団体からサポートを受けている癌におかされた子どもたちや、その家族たちを招待することが目的だ。

もちろん、ハロウィーンだからコスチュームを身にまとい、Happy doll チームは一足先にお店に入り準備の為に2階のパーテイールームに向かう。

そこで、子どもたちが作る世界に1つしかない人形作りのお手伝いを、私達チームがサポートした。真剣に楽しく取り組む子どもたち、その親や兄弟姉妹も、横においてあるたくさんのケーキやクッキーなどには目もふれず没頭する姿に、チーム全員、思わずホロリと涙した。

出来上がった人形に、それぞれがメッセージカードに名前を書き込むと、自分の名前や、早く元気になってね、を日本語でどう書くのか教えてほしいという子どもたちが大勢いたことには驚いた。

MASAKOさんから日本の病気の子どもたちが作った人形を、ニューヨークの子どもたちにプレゼント。それをうれしそうに受け取って手にとって見る子どもたち。日本はどこにあるの、いつか行ってみたいなあ、という言葉に、また涙した。

そんな感動的な土曜の午前中を終えたあと、午後に電話が鳴った。今度の火曜日に、是非来てほしいという子供病院からだった。

MASAKOさんのメールからわずか4日間で、2つのところからお誘いを受けることになったHappy Doll Project。

『奇跡はない、すべては必然だ』とよく言われるが、今回のこの出来事は、まさしくそうだと思う。ゼッタイにギブアップしなかったMASAKOさんの熱意と、日本の子どもたちの強い願いが、想いを同じくして協力したいというニューヨーカーたちに伝わった結果、実現できたのだつくづく思う。

火曜日には、また病棟にいる子どもたちと一緒にお人形を作りに行く。

MASAKOさんとお2人のスタッフ・YUIさん&NAOさんの手で、ニューヨークの子どもたちが作った人形たちを、日本の子どもたちに届けるその瞬間を想像するだけで、涙がとまらない。

HAPPY DOLL PROJECT こそ、すばらしいMake A Differece。

来年から、ここニューヨークを発祥地にスタートするHAPPY DOLL、人形たちが子どもたちの夢を託して世界を旅することができますように!!!

(写真のピンクのコスチュームがMASAKOさん)

Happy Halloween!

今朝からコスチューム姿で歩く大人や子供たちの姿をたくさん見かけるようになりました!


それもそのはず、ハロウィーンはこの日曜日だから。今週末は、どこもかしこもハロウィーン気分。

私のアパート近くを歩いていたら、わあ〜〜〜かわいい、ハロウィーンデコレーションでいっぱいのアパートの入り口を見つけました!!

私も明日は朝7時から、とてもスペシャルなハロウィーンイベントに繰り出します。もちろん、仮装して!!!!

スイーツな出会い- Sweet person, Sweet chocolates



最近、NYのスイーツのことなら彼女におかませ、というスイーツ業界ではとても有名な評判高きステキな女性とお友達になりました。

彼女は日本で有名なお菓子の会社に長年お勤めしたあと、大好きなニューヨークで頑張ろうとやってきたMICHIYOさん。たくさんあるスイーツの中でも、一番大好きなのがチョコレート。だからチョコレートのことなら、どんなことでも知っているの、そしてそれは詳し〜〜〜く愛情こめて語ってくださるのです。

毎日欠かさずチョコレートは食べるというMICHIYOさん、NYだけじゃなく、世界中のチョコレート屋さんのどこのどれがおいしいかも、よ〜〜〜く知っている、そのMICHIYOさんが、ここは最高よ、というチョコレート屋さんに連れていってくださったのです。

場所はチェルシーの22丁目。間取りもこじんまりとすっごくかわいいお店 L'atelier du chocolat。いらっしゃいませ、と笑顔で迎えてくださったのが、このお店のオーナーの奥さま、韓国出身のNAMIさん。英語&韓国語はもちろんのこと、あまりに上手な日本語に思わずうっとり。

やっぱりなあ、日本に住んでいらしたんですって。

ペーストリーシェフ&オーナーのERIC GIREREDさんのチョコレート経歴はすごすぎます。フランスでペイストリーシェフとして活躍後、当時有名だったフレンチレストランを東京でオープンさせる時、立ち上げシェフとして来日。その日本でお二人は知り合い、めだたく結婚にゴールイン。

とにかく一口食べてみて、と下さったダークチョコレートに包まれたイチジク1粒。これは貴重な季節もの。おいしい、これはいけるっ、とてもお上品、甘さも控え目、イチジクの味がちゃんと味わえるし。あと10個くらいは簡単に食べられちゃうかも。パッケージもオシャレでかわいいし、おみやげにも最適。チョコ以外にも、焼き菓子もあるんですよ。

心をこめて作ったものは、どんなものでも、その作った人の心が伝わってくるもの。ERICさん、きっとすっごくスイートで、ものすごくこだわりのある人なのだとゼッタイに思う。

8つのベースの味、Marine, Roasting, Spiced, Balsamic, Citrus, Floral, Fruity, Herbalで分かれているそれはたくさんの種類の美しいチョコレートたち。どれにしてよいか相当迷った結果、NAMIさんとMICHIYOさんが、じゃあ〜〜と選んでくださった、THIS IS IT = ”これぞっ”という20個のチョコレート。

あああー早く全部食べたいっ。

Welcome back, Miori-san!

久しぶりにニューヨークに戻ってきた写真家・稲田美織さん。


9.11 のすぐ後に知り合った私達、それから彼女の人生が一転し、今や世界中の聖地を訪れ撮影をしながら随筆活動にも力をいれていらっしゃいます。

美織さんは、それはそれは忙しいスケジュールを調節して、ミステリオサマーキャンプだけでなく、様々なイベントに参加しては写真を撮ってくださっています。

そんな彼女を囲んでのデイナー会。集まったみんな全員が、なんらかミステリオに関わりのある人たちばかり。

すっかりミステリオでおなじみになったピアニスト西川悟平さんは、この夏ミュージックデイレクターとして、またスイートチャリテイーコンサートのゲストとして参加。

我謝京子さんは、あるキャンパーのお母様だけでなく、ドキュメンタリー映画 母の道、娘の選択(Mother's way, Daughter's choice) の監督。

TAECO さんは美織さんのお友達、ステキなジュエリーのお店を経営

ソプラノオペラ歌手・田村麻子さんは、今年のキャンプのスペシャルゲスト、過去にはミュージックデイレクターとしてキャンプに参加してくださったり、ミステリオクリスマスパーテイーにはゲストとして来てくださいましたね。

KIYOKOさんは、あるキャンパーのお母様。このキャンパーは、今でも麻子さんの写真をベットルームに飾ってあるという麻子ファン。

TOMIKOさんは、あるキャンパーの叔母さま、会社を起業したキャリアーウーマン。

YASUKO&NAOは、NYからミステリオのお手伝いをしてくださっているステキな2人、この夏、ミステリオサマーキャンプ初参加。

RIEさんは、ミステリオグッズのデザインをてがけてくださっているデザイナー。

いつも美織さんは写真を撮るばかりなので、今回この写真を撮ってくださった、黒部エリぞうさん。彼女のブログ・黒部エリぞうのNY通信は、なんとアメリカ全米でいつも1位、2位を争うほどの大人気。彼女もミステリオに関わりがあるんですよ、彼女のブログを読んでミステリオに興味を持ってくれたMARIKOは、去年からミステリオに関わってくれています。

あっと、いけない、もう1人、写真には写っていないけれど、映画監督・プロデユーサーLINDA Hoaglund。最近映画ANPOの日本公開とバンクバー映画祭でもどってきたばかり。そうそう、LINDAはミステリオテイーンズのゲストとして来ていただきましたね。

デザートを食べながら、悟平さんとNOZOMIのピアノ連弾、そしてサプライズで、麻子さんのオペラ歌曲、そしてその伴奏を悟平さんが共演してミニコンサート。普段お家のリビングルームで、プロたちの生演奏を聞けるなんていうチャンスはめったとないから、う〜〜〜〜ん、なんとも贅沢!!!

こうして、広がるミステリオの仲間たち。なかなか普段、このメンバーで集まることはできないけれど、こうして美織さんを囲んで集まれたことに、最高の幸せを感じた夜となりました。

あ〜〜〜ハッピーだあーーーーーーー!!!!

Fall Cleaning Party in NY!



秋のクリーニングパーテイー、大盛況! 


すっかりおなじみになった、クリーニングパーテイー。自分が着なくなった衣服類や家庭用品を持ち寄って、そこに集まった友達同士が気に入れば、自由になんでも持って帰れる、そのうえ、残ったものは全部ドネーションするから、私達の知らない人たちにも喜んでもらえる、まさにwin-winのこのパーテイー。

今回は、今までで一番の出席率と品数。品物の中には、ええええ〜〜これまだ新品、ホントにいらないのおおおお、という物がたくさん。靴の数なんか、イメルダのクローゼット状態。

パーテイー会場で物色をしている一方で、今回はちょっと違った試みにチャンレジ。ジュエリーデザイナーのお友達に、彼女の作品を持ってきていただき、会場販売を行ってみました(写真参照)。ステキな作品の数々に、みんなうっとり。彼女は私の学校の1年後輩、ニューヨークでアトリエを持ち、ジュエリーデザインだけでなく、等身大以上の大きな彫刻も作っちゃう才能ある女性。彼女のサイトはこちらをクリック!

まるでここはバーゲン会場かっ!というほどの熱気。ピーチクパーチクおしゃべりにも花が咲き、シャンパーンやワインを片手にミニカップケーキやミニおにぎりを試食しながら、久しぶりの再会を果たしたという友達や、多くの新しい友達との出会いもあったようです。

みんなの幸せを感じることが、元気の源。

ニューヨークのクリーニングパーテイーは、又、春に。東京では冬を予定しています。

それまでに、いらない物を集めておこうっと! 

The fall has arrived - 秋の訪れ



コネチカット州に住む友達を訪ねた。マンハッタンから車で1時間半。


わあ〜もうなんとなく紅葉も始まっている。小さな町のファーマーズマーケットも、マンハッタンよりずっとリッラクスムード。子どもたちがパンプキンに乗って遊ぶ光景は、なんとものどか!

本格的な秋、とうとう来たぞ。

FLYING MERMAIDES - 空飛ぶ人魚姫


待ちに待ったメトロポリタンオペラのシーズンがスタートしました!

今年の目玉オペラの1つは、Wagner作曲のDas Rheingold (ラインの黄金)。

自宅の前にあるオペラ座を通りかかると、なんと、マーメード=人魚姫の1人がのしのしと歩きながら噴水の周りを歩いているところに遭遇。

道行く人たちも、足をとめてパチパチ写真撮影。私もしばらく立ち止まっていると、、、いきなり、大きなクレーン車が3人のマーメードたちをつりあげて、噴水の真ん中に移動。

見事にマーメードたちは、空中でダンシング。

たまたま、メトロポリタンオペラの広告のプロモーションに出くわすことができました!

MARIKOとの時間 - MARIKO IN NEW YORK


去年からミステリオサマーキャンプのスタッフとして、そして去年のサンターズで大活躍してくれたMARIKOがニューヨークに遊びに来た。


そのMARIKOを囲んでミステリオの小さな同窓会が2回、そして今日セントラルパークでのWe Run To Eatにも参加してくれたMARIKO。ここで又再会できてうれしかったよ!

Yes, Mariko is in New York! She has participated MSTERIO summer camp as a staff member since last summer and she was one of the Santa's dancers last Xmas.
As she's been in town, we had small gathering with MSTERIO members twice and she even joined for We Run To Eat today!

It was so wonderful to see her.

本屋さんの将来


家の近所の有名な大きな本屋さんBarns of Noble 日本の紀伊国屋さんのようなお店が、来年の1月に店じまいすることになった。15年間、待ち合わせ場所としても便利だったし、本だけじゃなくて、CDや文房具、カフェもあってすっごく好きな所だったのに、残念でたまらない。


本屋さんに入ると、どの本を買おうかと歩きまわったり、本を手に取ってぺらぺらとめくって読む、そんな感触が私は好きだ。なのに、アメリカではNookやKindleというワイヤレスの電子ブックが登場したお陰で、わざわざ本屋さんに行って本を買う人の数も少なくなっているし、読書する人の数さえも減っているという。これも残念なこと。ミステリオのサマーキャンプのみんなは、読書がすっごく好きなのになあ。

Barns&Nobleからさほど遠くない場所で、毎朝7時、ワークアウトに行く途中、必ず同じ1人の男性に出会う。その彼、すっごいボロボロの古いHonda Civicの中古車に乗っている。そして、毎朝同じ時間になると車を同じ場所に駐車する。その車の中から、小さな折りたたみの机を取り出し、その上に車中いっぱいに山積みになった古本を1冊1冊取り出して並べ、販売し始める、そして日が暮れると机も本も片付ける、これを毎日繰り返している。

ついに最近、彼の名前がCharles Mysak さんだということがわかった。 そしてCharlesさんは、元は小さな本屋さんを経営していた人だといういうことも。

大きな本屋が軒並みに登場し、小さな本屋を経営することが難しくなった彼は、自分の店を閉める、そしてこの生活を始めるようになった、本屋であることのプライドだけは捨てたくないと。

そんな彼、寒くなれば近くのBarns&Nobleに駆け込み体を暖め、お手洗いに行きたくなれば、Barns&Nobleに立ち寄るという。

彼の売っている本の平均価格は、5ドル(500円)以下。だいたい1日の売り上げは100ドル(1万円)程度。これが彼の生活費。

そんな彼は、Barns&Noble が閉店することは、とっくの前から予測していたという。その彼の一言がとても印象的だった。"Ignorance and indolence is the primary problem. If you take care of the mind, everything else follows." (この世の中で、無知と無精が問題なんだ、精神や心にいつも気を配っていれば、この世の中、あとはすべてうまくいくもんさ。)

Charles さん、これから近所の名物おじさんになるかも! 






World Premier ANPO in Toronto-BRAVO LINDA! でかしたリンダ監督!

世界の映画祭の中でも、最も評判の高いトロント映画祭がカナダ・トロントで今、開催されている。


ミステリオが出来たときから、ずっとミステリオを応援し続けてくれているLINDA HOAGLUNDさん、彼女はミステリオクリスマスパーテイーや、テイーンズプログラムにも来てお話しをしてくださったこともある、その彼女の初監督作品ANPOWorld Premierに、日曜日JOSHと一緒に観にいった。

さすが世界の一流が集まる映画祭だけあって、歩いているだけで参加している人たちの熱いパッションを感じる。

以前ミステリオサマーキャンプでシェフとしてNYから参加してくれたMICA(NYの海の家レストランのシェフ)にもばったり、彼女もLINDAの大ファンだから。

生まれてから高校まで日本で育ったLINDA、大学はアメリカで過ごし、卒業後はテレビ局に勤務、その後ドキュメンタリー映画制作会社に入社しキャリアを積んた後フリーに。今、メジャーな日本映画の英語字幕はほとんどといっていいほど、彼女が入れている。

一流の監督たちと仕事をしているうちに、いつか自分も映画を作るという夢を持ち、何年か前には、初プロデユーサーとして特攻隊をテーマにしたWings of Defeatを制作。そして今回、監督&プロデユーサーと、2つの大役をこなし、ついにこの作品が出来上がった。好奇心、探究心、勉強家、努力家、とてもダイナミックな発想を持つ反面、すっごく細かいところまで気がつく。そしてゼッタイにあきらめない。だからこそ、この映画ができたのだと思う。

アメリカ人でありながら、日本のことを誰よりも愛し、日本とアメリカを正当に厳しく評価する目を持つ彼女。

歴史的事実は事実としてしっかり見つめ認めながら、彼女のフィルムは、今まで誰の目にもとまることなかったとてつもない数の一流のアートを通して、これから私たちができることは何なのかを考えさせる、静かにお腹の底にジーンと、とても大切な何かを残してくれる。武石聡さん、永井晶子さんによる音楽も素晴らしかった。

日本公開は9月18日から。日本の若者がどんな受け止め方をするか、とても楽しみだ。そしてあのANPO の時代に生きた世代の人たちが、どんな想いでこの映画を見るのか、とても興味がある。

日本で育ったアメリカ人LINDA、だからこそこの作品ができたのだと思う。誰にもまねのできないユニークなこの作品のこれからが楽しみでたまらない。この映画は、ゼッタイに一人立ちしていくと思う、そして何かがきっと変わる、そんな予感がしている。

Executive Director に、彼女はBetty Hoaglund を選んだ。映画の後で、Bettyさんってどなた、という質問に、19才の時に亡くなった私の愛する母です、と答えていたLINDAの笑みに誇りを感じた。

9.11を土曜日に迎え、弟Richを亡くした親友のSusanが彼女の家族と共にNY訪れ、久しぶりの再会をした。Richは私にとっても、弟のような存在だった。二人で抱きあい、泣きあい、Richを思い出し思い切り笑った。そして LINDAのANPO。

充実した週末だった、私にできるMake A Difference はまだまだこれからだと確信した週末になった。

あるミステリオキャンパーのお母さまによる最近のインタビュー記事はこちらをクリック

(写真はトロント映画祭の始まる入り口で、LINDA HOAGLUND監督、編集:Scott Burgess、音楽:武石聡、永井晶子)