ニューヨークから飛行機で約1時間半、ノースキャロライナに行ってきた。空は美しいブルー、太陽の光がまぶしく暖かなすばらしいお天気だった。
行き先はCape Fear Academy という学校だ。
この学校には、私のベストフレンドSusieの娘・Hannah(花ちゃん)が通っている。Susieと私は20代後半の若かりし?頃、日本に彼女が住んでいたころからずっと友達。
2週間前に、Hannahのクラスで、日本のことを勉強していると電話で教えてくれたSusie。ウェブサイトでHappyDollのことを知ったSusieは、Hannahの担任の先生に話したことがきっかけとなり、クラス中でHappyDoll を作ることを決めたという。だから、そのドールたちを、どうしても取りにきてほしいという電話の内容だった。
悲しいことにSusieの弟は、2001年の9.11で天国に召された。私も彼のことを自分の弟のように思っていたから、当時はそれはそれはショックな出来事だった。その弟の位牌も最近見つかったというニュースも同時に知らせてくれたから、これは絶対取りに行くしかない、と心に決めた。そうすれば、一緒に彼女の弟のお墓参りもできると思ったから!
学校に到着すると約40人の2年生たちが待っていてくれた。教室の外のドアには、赤の鳥居が、教室の中は、子供たちが作った大きな折り紙の人形と桜の木が、私を暖かく迎えてくれた。壁には大きな日本の国旗が飾ってある。わあ、タイムマシーンに乗って日本に来たみたいだ。
題して 『JAPAN CELEBRATION』ここ何週間かで勉強したという日本の歴史、文化、食べ物についての発表会や、2つのおとぎ話し(傘地蔵)を子どもたちがアレンジしての演劇発表もあった。一人一人、すっごく真剣、でもとっても楽しそう。上手だったよ、みんな。
そしてこの発表会の最後に、どうか、このドールたちを日本で病気で苦しんでいる子どもたちにあげてください、と1人の女の子が寄ってきた。その人形の数、なんと100体以上!
この春、日本に必ず持っていくね、と約束を交わし、いちにっ、いちにっ、とミステリオの合い言葉を唱えながら記念写真撮影。
そしてこの日の最後には、子どもたち、先生、お父さんやお母さんと一緒にバスに乗り込み、近くの日本鉄板焼きレストランで食事会。
何から何まで、すべて日本一色の1日。とってもいい日だった。子どもたちが心をこめて作ってくれたドールが、日本の子どもたちの手に渡る、そう思うだけでワクワクしちゃう。
病気と闘う子どもたち、体の不自由な子どもたちが生活している施設など、日本のどこでもかまいません、ご存知の方は、是非メール Info@happydoll.org で教えてください。
(*写真の女の子はHannahとその担任の先生)