Day 8 of MSTERIO CAMP 2010

ついに最終日を迎えたミステリオキャンプ2010。11時を過ぎ、お別れ会の開始です。まずはラシームの「シャッフル」というダンスクラスをとったメンバーによる発表。ブレイクダンスに似た、とっても難しい動きをマスターし、みんなすごくかっこよく踊っていましたよ!

続いてジャズダンスの発表。振りそのものだけでなく、いろんな立ち位置に変化するダンスを、小1から高3までのみんなは見事に踊りきりました。ダンスディレクターの美砂さんの指導力もさることながら、しっかりついてきたキャンパーに脱帽!

ドラマディレクターの聖子さん指導の中高生のドラマクラスは、初のミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』に挑戦。そう、山々に囲まれたこの地ぴったりの作品です!

ミュージックディレクター悟平さんの伴奏に合わせ、「ドレミの歌」「エーデルワイス」が、それはそれは美しく歌われました。ウッディもっくさんのスタッフ、更紗さんもフルートで飛び入り参加!

わずか1週間のうち、たった数回の練習で、中高生たちは見事に演じてくれました。クライマックスの「すべての山に登れ」で会場の興奮は最高潮。保護者もスタッフも、そして演じた中高生も涙がとめどなく溢れてきました。

また、今年でキャンパーを終える高校3年生の飛、アンナ、秀太朗3人の卒業セレモニーを行いました。3人はミステリオについて、「本当の自分が出せる場所」「みんなは家族」「来年からはスタッフとして頑張りたい」との想いを語ってくれました。その直後、しんみりした3人には、ミステリオ卒業生たちへ恒例のイベントとなった「パイ投げ」の洗礼が!

そして、10周年を記念してキャンプマザーの慈子さんからディレクターののぞみさんに渡されたのが、10年分の写真やメッセージが詰まったスペシャルなアルバム。これは、のぞみさんには内緒で進められてきた企画だったので、のぞみさんはもちろんびっくり&感激で思わず涙がこぼれます。

最後に新曲『I Will Move Mountains』のために構成されたダンスチームと、6人のミステリオ楽団の演奏に合わせて、みんなで合唱してお別れ会は閉会しました。

本当に感動のお別れ会でしたが、実はもうひとつ感動した出来事が帰り道に起こります・・・!

実は、毎年来てくれているアートディレクターのアンソニーが、キャンプ中に病気になり、急遽地元の病院に入院するというハプニングに見舞われました。

子どもたちに会うことを1年前から楽しみにしていたアンソニー。私たちは帰り道にその病院の近くでバスを止めてもらい、ダーッと病院の入口まで全速力で走って、車椅子のアンソニーにひと目だけ会ってきました。

キャンパーやスタッフ一人ひとりとハグをして嬉しそうなアンソニー。キャンパーにとっても、これは忘れなれない瞬間だったことでしょう。安心してください、アンソニーはどんどん回復して、日に日に元気になっていますから。

東京に着き、しばらくの間仲間との別れを惜しみつつ、2010年のミステリオキャンプは無事幕を閉じました。

最後にのぞみからのメッセージです:改めて今年参加してくださったすべてのみなさん、そして10年間、見守り、協力してくださったみなさんに大きな「ありがとう」を送ります。2020年のミステリオはどんな生長を遂げているか、今からワクワクドキドキです。これからの10年間、みなさんと一緒にもっとたくさんのMake A Differenceを実行していきたい、そう確信した今年のミステリオサマーキャンプとなりました。また会いましょう。See you soon!