Day 7 of MSTERIO CAMP 2010

さあ、ミステリオキャンプもついに終わりに近づきました。選択制クラスは昨日で終わり、今日は記念撮影や片付けがありますが、ミステリオは最後の最後まで学んだり楽しんだりすることを止めません。
まず、朝はコスチューム・ブレックファスト。みんなでいろんなかぶりものや衣装をまとって朝ごはんを食べます。
それから、今日8月6日は広島に原爆が投下された日なので、8:15に、みんなで黙祷をささげました。ナースの古屋さん(通称しらべい)は、二度と戦争が起こらないようにとの願いをこめて、今年初めに1000人のチェロリストによるコンサートを企画・実行しましたが、そこでしらべいが作曲し演奏された「原爆」という曲をみんなでDVDで鑑賞しました。
「母を返せ、父を返せ」という子どもたちの合唱の映像は胸に迫るものがあり、いつもはおしゃべりの止まらないキャンパーたちも、しーんと静まり映像に見入っていました。ミステリオでは人種や国籍に関係なく、みんながお互いを尊敬して仲良くしています。だからみんなはこの先、誰と会ってもどこへ行っても同じ事ができるはず。それが広がれば、いつか争いのない世界が来ると信じています。
さて、学びのあとは遊びです!キャンパーは赤組「Mr. & Mrs. Red」と青組「サムライブルー」に別れて、綱引き、ポテトサック競走などの「ミステリオオリンピックス」で競い合います。今年の勝者は赤組!
引き続き行ったのは、毎年恒例「Let's Get Wet」。みんな水鉄砲を手に水をかけ合い仲間を追いかけ回します。
その後温泉で体を暖めたあとは、ランチ。今日はアメリカから参加のキャンパー、ハナの14歳の誕生日なので、みんなでハッピーバースデイを合唱してお祝いしました。
スタッフにとっては、たった10分しかなかったこの日の休憩、疲れがたまってきているカウンセラー陣は、一斉にステージにバタリ。(浜辺に打ち上げられたトドのよう??)でも、10分後にはちゃーんと起き上がりました!
記念撮影や掃除、荷造りを経て、カレーライスの夕食。今日はうっでぃもっくさんで食べる最後の夕食につき、オーナーシェフの小瀧さんとキッチンスタッフにステージに上がってもらい、キャンパーたちがご飯の感想を伝えました。
ブログでは書ききれませんが、ウッディもっくさんの食事は本当に美味しかったです。「レストランよりも美味しい」「今まで食べた中で最高のカレー」などというコメントが後を絶ちませんでした。
そうそう、レタスが大嫌いで食べなかったキャンパーの北斗くんは、キャンプ中に新鮮なレタスに出会い、なんとムシャムシャと食べるまでになったのです!デザートのスイカやコーンもびっくりするほど甘くて、長野の自然の恵みを堪能しました。
さて、最後の夜は、これまた恒例のキャンプファイヤーです。ところが、出発直前になって雨が。「よりによってなんで今!」
急遽休憩室でキャンドルを囲んでのお話会に切り替えたものの、キャンプファイヤーを準備した小林勇さんや鈴木伸さん(二人ともキャンプファイヤーのプロです)は諦めません。
夜8時過ぎに雨が途絶えるやいなや、「よし、今がチャンス!」とキャンパーをキャンプファイヤー会場に向かわせました。するとどうでしょう、雨雲がさっと消えて外には満点の星が!
真っ暗闇の中、スタッフとキャンパーは手を握り合いながら進みましたが、途中からはキャンドルによるロマンチックな道案内が。でも驚きはこれだけではありません。会場につくと、後ろのスロープに10周年を祝う「10」とミステリオのロゴが、これまたキャンドルで描かれていました。
そしてスロープの頂上にタイマツが見えたと思うと、そこからなんと火の玉がびゅーんと降りてくるではありませんか!火の玉はキャンプファイヤーのログにぶつかり、見事に点火されました。これはロープを使った仕掛けでしたが、本当にみんなびっくりしました。
燃え上がる炎を見ながら、みんなで歌ったり、高3のキャンパー、飛の話(通訳は麻緒)を聞いたりして最後の夜が終わりました。実は・・・みんなが宿に戻ったあと、また雨が降り出してきました。奇跡的にキャンプファイヤーが見れたのは、みんなの行いがいいからでしょう!
明日はいよいよ最終日です。