11月1日に開催されるニューヨークマラソンのトレーニングが、いよいよ佳境に入ってきました。
そのトレーニングのひとつとして、クイーンズ(Queens)区のハーフマラソン(13.1マイル=21 キロ)に、ジョッシュ、エリカ、初出場のトーマスと参加しました。
では、ここでクイズを1つ。
クイーンズってどこにあるのでしょうか?
(答え)みなさんの中には、ニューヨーク市と聞くと、マンハッタンだけがニューヨークだと思っているかもしれませんね、でも実は、ニューヨーク市というと、「The Five Borough = ザ・ファイブ・ボローズ」という言葉が用いられることがあるんですね。(Boroughとは”区”のこと。)
では次のクイズ:
その5つの区とは?
(答え)
1. Bronx = ブロンクス区
2. Brooklyn = ブルックリン区
3. Manhattan - マンハッタン区
4. Queens = クイーンズ区
5. Staten Island = スタッテンアイランド区
今回クイーンズで開催されたハーフマラソンは、朝7時にスタート。秋晴れ最高のお天気で出だしは順調、とはいえ最後の3キロはさすがに足も疲れてきたなあ、と思ったその時、何やら空から聞こえる大合唱。
私達以外のランナーたちも、一斉に空を見上げると、、、、、、道路両側に立ち並ぶ電信柱の下にまるでぶら下がったように巨大な鳥の巣が何カ所もあるではありませんか!
たくさんの枝を組み込んで作られたその巣の中から、緑色の鳥の軍団が出たり入ったりしながら、ピーチクパーチクと元気に空を飛び回っているんです。走りながらよーく観察してみると、なんとその鳥たちはオウム= parotts だったのです。その数は、40匹はいたでしょうか。
でもなんで、オウムがこんな所に、、、、、、、。
早速レースが終わってから調べてみると、こんなことがわかったのです。
南アメリカからブルックリンやクイーンズにたどり着いたという謎のオウムたち。どうやってこのアメリカにたどり着いたのか、、、、1967年頃、NY近辺のペットショップに売られるはずのオウムたちが、John F. Kennedy 空港に到着後、貨物車の荷物の中から何匹か脱走してしまったのです。その脱走したオウムたちは、産まれ故郷の南アメリカと同じように、暖かな温度の場所を探しあて、最終的にたどりついた先が電信柱の下だった、というお話し。
今回のレースでは、ホントは辛いはずの最後の3キロが、このオウムたちのお陰でアッという間にゴールにたどり着くことができました。
オウムさん、ありがとう!