HAPPY GRADUATION!


6月になると卒業式 (GRADUATION)用の帽子とガウンを着てさっそうと歩く高校生、大学生や大学院生の姿をよく町で見かけます。

そう、アメリカでは5月から6月にかけて卒業式真っ盛り

ミステリオのアシスタントをしてくださっているYasukoさんも、そのうちの一人。日本にいるみなさんは、Yasuko さんに会ったことのない方ばかり、今日はそんなみなさんの為に、彼女のことを紹介したいと思います。

日本の高校を卒業後、仙台市の電力会社に入社したYasukoさんは、同社の女子バスケットボール部で数年間実業団生活を送りました。実業団というのは会社やお役所のスポーツチームのこと。実業団の選手たちは仕事もしながら、毎日スポーツトレーニングに励み、試合があるたびに、日本国内を遠征してまわります。

そのバスケチームで大活躍をしたあとも10年ほどお勤めを続けながら、彼女の中ではどんどんと大学での勉強や異文化理解に興味が広がっていきました。そして、2004年ニューヨークへの留学を決心し、ニューヨーク市内の大学で会計を専攻に学ぶ傍ら、いくつかのNPO(非営利団体)で今もお手伝いを続けていらっしゃいます。

覚えているかなあ、2006年にミステリオティーンズゲストとして宇宙船地球号山本敏晴氏をお招きしたときのこと。実は私達、この山本先生によって知り合うことができたのですよ。

30代で始めて海外で勉強しようと決心したYasukoさん。英語の勉強だけのためにニューヨークに来る人たちはたくさんいますが、彼女のように、目的を常に持ちながら、奨学金も得て、立派この6月に卒業し、ビザも獲得、その上この就職難の時代に、会計学を勉強した彼女の才能を認められ、アメリカの会社への就職先もゲット、こんなケースはなかなかないっ!

そんなガッツあふれた彼女から、卒業式の後にメールが届き、私までジーンと涙があふれてきました、、、、、。

『いまだに自分が卒業まで辿り着けたことが信じられません・・・。バスケットの道を選んだために大学に行かなかったときから憧れていた大学卒業、30歳過ぎてから、なんの下地もなくポンッとニューヨークにくることに反対した友人もいましたが、やっぱり自分のやりたいことは貫くべきだ!と、今、充実感とともに確信しています。そして、自分にチャレンジすることって、大変だけどすっごく面白い!引き続き人生を楽しくチャレンジしていきます!』

新しいことを始めるには、たくさんの勇気が必要です。特に大人になればなるほど、自分の中でいろいろな言い訳を作ってしまう。やってみたいけれど○○があるからできないんだよなあ、やりたくても時間がないんだよなあ、とか、今は無理でもきっといつかはやれるかもしれないと。そう思っているうちに、どんどん時間はたっていきます、時間はあなたのことを待ってくれないから。

でもね、何をするにも遅すぎることはゼッタイないんだ、ということを覚えていてほしい、 Yasukoさんの言葉も思いだしてほしい。年齢に関係なく、新しいことをやってみたい、チャレンジしてみたい、と思うだけでも素晴らしいこと。その次のステップは、やってみたいことがあったらどうやってそれを形にしていくか楽しく考えてみましょう!

一人で考えていてもなかなか前に進まないこともたくさんあります、そんなときには、家族、仲間や専門家に相談しながら、一歩一歩進んでみましょう! 

あ〜〜〜早くみなさんにYasukoさんを紹介したいっ! そうだ、グッドアイデアが浮かびました、来年のミステリオ10周年のお祝いには彼女にゼッタイ参加していただこう〜〜〜っと。

もう一度、心から卒業おめでとう、Yasukoさん、We are so proud of YOU!!!!! (クラスメートと記念撮影、左から3番目がYasukoさんです。)