Leaning for All


ニューヨークも日に日に、秋らしいお天気になってきましたよ!


今日は、とっても活気的なコンセプトのもとに、スタートしたあるプロジェクトをみなさんに紹介したいと思います。

ニューヨークで知り合い、今は日本に住んでいるお友達・ATSUKO さんが関わっている教育系団体のNPOプロジェクト"Learning for All" 彼女は本業の傍(かた)わら、この団体で活動している行動力抜群の女性。そういえば、去年暮れには、ミステリオの養護施設訪問に一緒に参加してくださったな。

ATSUKOさんからいただいたメールを読んで、うん、これならとても簡単に自分の身近でMake A Difference ができるぞ、と思ったのです。

この団体は、アメリカで公教育を支援する団体 "Teach for America"のモデルを日本で実現しようじゃないか、と昨年10月よりTeach for Japan準備会として活動している団体。

知る人ぞしる、このTeach for America の創立者、Wendy Koppとは、個人的に20年前に お友達になり、MSTERIO立ち上げの頃には、彼女からもいろいろとアドバイスをいただいたこともあるんです。(Wendyのことを書いたブログはここをクリック

Teach for America は、米国内の貧しい地域へ全米のトップスクールを卒業した大学生を2年間有給の講師として派遣し、より多くの子供達により優れた教育を提供することを目的として活動するNPOです。1990年にプリンストン大学の卒業生Wendy Koppが卒業論文にまとめたアイデアを基にたったひとりで立ち上げ、2009年度の米国大学生就職先人気ランキングでは6位、7位と、今では倍率の最も高い、ここで就職をするのはとって難しい。非営利団体(NPO) でここまで若者の人気をゲットしたところは唯一この団体だけだと言ってもよいほどに成長しました!

そして、この団体に目をつけたある日本人が、Wendyのミッションを受け継ぎ、Teach for Japan準備会 Learning for Allを立ち上げたのです。

日本で今後展開しようとしているこの団体は、日本国内で経済的要因により学力レベルの低い地域での教育支援をしていきたいというのが第一の目的。その活動の一環として、今年の夏、25名の大学生が八王子の中学生30人に授業を教える「Summer Program 2010」を実施したことも8/29の読売新聞朝刊の社会面(32面)に大きく掲載されています。

私が当時Wendyと出会ったのが1988年。その時から彼女の夢は一歩一歩現実化していき、1990年には実行、20年たった今、これだけの団体に成長したのですから、長い目で多いにこのTeach for Japan にも期待し応援していきたいと思っています。

そこで、今日みなさんにお伝えしたい身近にできるプロジェクトとは、"ほん"プロジェクト古本のリユースを通て社会貢献を行っている株式会社バリューブックと協力して、ひとりひとりの子どもの可能性を最大限活かす社会を実現するために、みんなのまわりにある古本を活用することを目的とたプロジェクトです。

寄贈された古本は、株式会社バリューブックスにより買い取られ、買い取り金額Teach for Japan準備会Learning for Allに寄付されるというしくみ。買い取りのできない本は、"Book Gift Project"により、児童施設や老人ホーム、介護施設などに寄付されます。読まなくなった本は、きっとどこのお家にも眠っているはず。その本たちが、こんな形でいろいろと活躍できちゃう、ステキなことですね。

申込み方法、とっても簡単>

1. 不要になった書籍と申込書(http://www.hongaeshi.jp/#moushikomi)を段ボールや紙袋に詰めて下さい。
2. 株式会社バリューブックス(0120-826-295)に電話、"ほん"プロジェクトに申込む旨を伝えて下さい。
3. なんと、5冊以上の本の場合には、ヤマト運輸が無料で引き取りに来てくれちゃうのですよ。 
子どもたちの未来のための「ほんがえし・プロジェクト」は、 誰でもできるMake A Difference! 

さあ、お家の本棚、オフィスの棚、倉庫の中をクリーンアップしてみてはいかが?