Happy Thanksgiving!





11月第4木曜日はアメリカの感謝祭 - Thanksgiving Day。今年は春のようなよいお天気の11月22日に行われました。
この日はもちろん祭日で、学校、会社、銀行、ほとんどのお店がお休みになります。そして、家族、祖先、お友だち、神さまなど、自分の身近にいる人たちだけでなく世界中の人たちへ感謝する日としてアメリカ中がお祝いをする日。今日はこの1年を振り返って、私に幸せを与えてくれたことや、感謝の気持ちを伝えたいまわりの友だちや家族のことを思い出してみようと思います。

このThanksgiving の由来をここで簡単に説明しましょう。
1492年、コロンバスがアメリカ大陸に到着してから、ヨーロッパの国の人たちはアメリカにどんどんあこがれ始めました。そして1620年の冬、ビルグリム・ファーザース(Pilgrim Fathers) とよばれる102人のイギリス人たちがメイフラワー号という船に乗って新しい国アメリカへ、希望と夢を持って到着しました。でも、ものすごい寒さで、残念なことにほとんどの人が亡くなってしまいました。そこでかわいそうに思ったアメリカンインデイアンたちが、彼らにトウモロコシやカボチャの育て方を教えたり、食事を与えてくれたりしながら、生き残った人たちは必死で働くようになりました。そして収穫の秋、収穫を喜び神さまに感謝するために、イギリス人たちは会食を開き、その席に彼らの恩人であるインデイアンたちを招待し、ターキー(七面鳥)やかぼちゃなど食べて感謝をしたのが、この祝日の始まりです。

この日は家族、親戚や友だちが集まってごちそうを食べる日として、1年のうちで最もみんなが楽しみにしている祭日です。ちょっと日本のお正月やお盆ににていますね。食卓には、ターキーの丸焼き、マッシュポテト、かぼちゃ、サツマイモ、インゲン豆、トウモロコシやパンプキンパイが並びます。

ニューヨークの子供たちは、毎年恒例のMacy's Thanksgiving Parade というメーシーズというデパート主催のパレードを(上の何枚かの写真を見てくださいね)、大人たちはフットボールの試合をテレビで見ることを何よりも楽しみにしています。このパレードは今年で75周年を迎え、全国から600人の子どもたちがパレードに登場、踊ったり歌ったり、バンドの生演奏をしたり、様々な余興をくり広げます。また4000人以上のボランテイアの人たちが、このパレードを毎年サポートしています。なんといっても、バレードの目玉は、巨大なバルーン(風船)たち。その風船ひとつひとつは、いろいろな子供に人気のキャラクターたち。今年初登場は、ハローキテイーとシュレックでした。そして、最後に登場するのは、ソリ乗って北極からきてくれるサンタさん。朝9時から11時まで、2時間にわたるこのパレードを見に、世界中からたくさんの人がここニューヨークに集まります。

Thanksgiving Dayが終わると、クリスマスもいよいよ本番。そして次の日の金曜日はクリスマスに向けて正式なショッピングがスタートする日。この日限りのバーゲンセールがたくさんのお店で展開されるため、買い物客はこの週末1年中で一番にぎわう日となります。

私もそろそろサンタさんにお願いするプレゼントのリストも考えようっと!