DAY 8 AUGUST 3rd (SAT)

いよいよ今日は最終日!


朝から1週間ぶりに会える家族のことを思って、そわそわドキドキしているキャンパーや、これでしばらくお別れだと思うと、悲しくて涙目のキャンパーも目立ちます。


パッキング、クリーニング、自分たちなりに一生懸命詰めたつもりでも、最後まで ”これ誰の〜〜〜”と持ち主を探すスタッフたち。


少しの時間だけでもと最後のお別れ会に発表するためのリハーサルに励むキャンパーや、汗だくになりながら、みんなの荷物を、東京や上毛高原行き用や、宅急便用や、自家用車用に外に運びだすスタッフや、お別れ会に出席してくださる親御さん、スタッフ、キャンパーたち全員分の500個近いおにぎりを握るキッチンスタッフや、ミステリオの最終日は、毎年この日が一番忙しい日となります。


続々とさる小に到着する親御さんやそのご家族たち、お子さんたちのアート作品を見ていただきたいとアートルームに足を運ぶ方や、カフェ101でしばらく寛いでいただけるようにスタッフたちが誘導します。


途中渋滞にまきこまれてしまった親御さんが今年はかなりいらしたため、ぎりぎりまでみなさんをお待ちしてお別れ会がいよいよスタート。


初日に発表した各キャビンの名前、スカルプチャー、サウンドを再び再現してくれたカウンセラーやキャンパーたちで幕開けしたお別れ会に第一部は。まずたけちゃんと一緒に作り上げた小学生のYOUTUBEの映像から、自分たちでお題を決めストーリーを作り発表するところまでの工程は、楽しくユーモアたっぷりの出来栄えでした。


ここ数年、ミステリオのクラスとして正式に加わった、Artisitc Swimming (元シンクロナイズドスイミング)の発表を今年はスタッフが撮影をし音楽をつけて編集した彼らの成果を今年はみなさんに観ていただくことができました。ナースのMINAが教えてくださるこのクラス、とてもエレガントでしなやかなスイマーたち。今年はノーズクリップを全員つけてのクラスだったこともあり、意気投合したチームワークの美しいパフォーマンスに、思わず観客から、WOWの声もあがるほど。

そしていよいよライブ・ショーのはじまりはじまり。。。。。。

トーマスのフレンチクラスでは、舞台上をレストランにセットし、そこでキャンパーたちがフランス語で、メニューをみながらオーダーしたり、覚えたフランス語を披露。みんなの発音、とってもきれいでしたよ。

次は今年初参加のKENKENによるドラマクラスの発表。このクラスでは1週間を通していろいろな新しいチャレンジがありました、この日に披露したのは、キャンパーたちがポテトになり、コロッケになるまでの行程を作品を作りあげるというドラマ。こちらも子どもたちが自分で脚本を考えたというMSTERIOがならではのオリジナル作品。最後に、誰に食べてもらいた〜〜〜い という問いかけに、”むっちー”と全員で声を合わせて発表してくれた時には、思わず、涙が流れました。

ドラマの後は、JUNKO指導によるDANCEのパフォーマンス。このクラスは年齢層が小学生低学年から高校生まで年齢層が様々、その上、JUNKOさんがお仕事で本番はいない中での発表でしたが、それぞれの年齢が順番に踊り、最後はみんな一緒に踊るという、素敵な構成と彼らの輝くほどに楽しそうな笑顔いっぱいで踊っている姿には、心が何度も動きました。

そしてお次は、TAKUMAによるミュージッククラスの発表です。期間中はいろんな楽器を使って音楽の楽しさを体感しましたが、今日のパフォーマンスでは元気いっぱいなキャンパーたちがボデイーパーカッションを披露してくれました。TAKUMAのMSTERIO期間中のクラスの様子は、ブログでもお伝えしましたが、音楽の楽しさを体で感じてもらう内容ばかりでした。楽器が弾けるとかできるという枠を超えた彼のオリジナリテイーたっぷりのクラスは 毎回実に楽しそうでした。

キャンパーたちのパフォーマンスが続く中、昨日から来てくれたKIYOに、すっかりミステリオでも定番になったKIYOの曲を一緒に歌うというスペシャルな時間も作ることができました。KIYOの曲は、いつ聞いても元気が出るし、KIYOの歌声と笑顔で、暑さもひとっ飛び!!! 思わず前に出て一緒に歌うキャンパーたちも続出。

そしていよいよ、お別れ会第一部の目玉パフォーマンス、シニアー&CITによるドラマのはじまりはじまり。。。。今年は過去最大総数37名という迫力。初日には実は本当にどうなるだろうかと思ったほど不安いっぱいでした。毎年彼らをまとめてくださるSEIKOさんでさえ、今年は一瞬どうしようと思われたほど。この人数が均等にしかも、英語でも日本語でステージに立ち、台詞だけでなく歌も、、、と考えに考え抜いてくださったSEIKOさん。そして決まった演目は あのブロードウェーミュージカルCATS。今年は、カウンセラー数名のアシスト他、音響一般スタッフのTAKUYA, 衣装担当スタッフMARINA、音楽はライブが一番だとすべての歌のアレンジをしてくださったMARIKOさん、舞台のセッテイングをリードしてくれたANTHONYやスタッフたち他、多くのみんなが力を合わせて作り上げた大作となりました。メークも一人ひとり全部違え、全員がそれぞれに特徴あるキャラクターが活かせるようにと工夫された出来栄えは、ことばでは言い尽くせないほど素晴らしかった。

このドラマのクラスは、短いリハーサル時間にも関わらず、今年は特に日が経つごとに集中度が増し、日に日にどんどんとチームワークやフレンドシップの絆も強くなっていきました。この中にはきっと、絶対に無理、絶対にやりたくない、絶対に避けたいと願ったキャンパーもたくさんいたはず。でも、最後まで諦めず、ついてきてくれた全員にここで心から大きな拍手を贈りたい!

彼らのパフォーマンスを観終わった後のあの胸を揺さぶられるような感動は、今思い出しただけでも胸が熱くなります。

ランチは、おいしく握ってくれたキッチンスタッフの500個以上のおにぎり付き、シェフMASAが作ってくださったおかずを詰めたお弁当をみんなで食べながら、Tシャツにサインをし合ったり、写真を撮り合うキャンパーの姿も目立ちます。 ランチ中もだんだんお別れが近くなり、別れを惜しみハグしあうキャンパー、スタッフたち。

第二部では、お世話になったさる小のみなさんへのお礼、キャンパ−を卒業する高校生たち、カウンセラーを卒業する大学生たちののセレモニー、スタッフたちの紹介や、MSTERIOの歌を歌いながら、また来年も会いましょうと、それぞれが約束をして熱い熱い今年のMSTERIOが無事に幕を閉じました。