12月18日 MSTERIO Xmas Partyの二人目のゲストアーチスト、オペラ・ソプラノ歌手の田村麻子さんの紹介です。
麻子さんとの出会いもKi-Yoと同じくニューヨーク。
かれこれ10年以上も前、西海岸のパフォーマンスを終え、休む間もなく飛行場から あるチャリテイーイベント会場に駆けつけ、ゲストとして歌われた麻子さんの演奏を一番前で聴く機会に恵まれ、鳥肌が立つほどの美しい声とキラキラと輝く笑顔に感動したあの時のことは、今でも忘れることができません。
演奏後、まるで恋人に愛を告白するかのような気持ちで、その感動を伝えるべく思わず彼女の後を追いかけてしまったほどでした。
ラブコールの結果、念願が叶い、ミステリオサマーキャンプではスペシャルゲストとして来ていただいたり、ミュージックデイレクターとして参加してくださったり、ニューヨークでは大切なお友達。
ソプラノの歌姫として世界で活躍される麻子さん。以前、彼女が企画なさったオペラ講座では、なんと絶妙なご自身のピアノ伴奏に合わせて歌いながらこと細かく親切に教えてくださる、これぞ神業。
最近のアルバムでは様々な作曲家によるアベマリアを歌った「ジュエルズ・オブ・アヴェ・マリア」と、懐かしい日本の歌を収めた「ノスタルジア 日本の歌」の2枚を同時発売されました。そしてこの秋にはニューヨーク在住ジャズピアニスト・大江千里さんとのコラボ共演でジャズにもチャレンジ。
いうまでもなくオペラだけでなくいろいろなジャンルの歌もこなしてしまう麻子さん。
あ、そうそう、今年のサマーキャンプの大人のタレントショーでは、ドラマデイレクターで俳優座所属の田野聖子さんと”帰ってきたジェニファーとアマンダ”の演目で共演し、見事2位の座を獲得! 歌だけでなくその演技力もバッチリ。
素晴らしい経歴の持ち主、でもその陰には常に才能をより磨くために、真面目にコツコツと練習を重ね努力し続ける麻子さん、プロとして母として女性として、人間として心から尊敬しています。また、チャーミングでお茶目な彼女のキャラクターが、よりキラキラと輝きのある音楽を生んでいるのだと思います。
そんな彼女が日本に来日中、お忙しいスケジュールをやりくりしていらしていただける12月18日。麻子さんの素晴らしい歌声をぜひ聞きに、、、、、お待ちしています!
国立音楽大学声楽科、東京藝術大学大学院修士課程修了。マネス音楽院(NY)首席卒業。ドミンゴ国際オペラ・コンクール最年少での入選を始め、ディ・ステファノ国際コンクール(伊)1位など世界の主要コンクールで上位入賞。02年には日韓ワールドカップ前夜祭3大テナーコンサートで日本代表ソプラノソロとしてドミンゴ、故パヴァロッティ、カレーラスらと共演。07年ニューヨーク・リンカーンセンターでのデビューでは、辛口で有名なニューヨーク・タイムズ紙から「輝くソプラノ」と高い評価を受けた。これまでメトロポリタン歌劇場管弦団、BBC交響楽団、ローマ祝祭管弦楽団、LAシンフォニー、シカゴフィル、ハンガリー放送交響楽団等多くのオーケストラから招聘され共演。また世界各地の歌劇場でオペラの主役を演じ、大成功を収める。主なものには、'.「蝶々夫人」;ロンドン・ロイヤルアルバートホール、ウルグアイ国立ソリス歌劇場、ボルティモア・リリックオペラ等、「ランメルモールのルチア」;イタリア国立カリアリ歌劇場、シチリア・トラーパニ音楽祭、ハンガリー国立歌劇場、ルーマニア国立歌劇場、「椿姫」;アメリカ・エルパソオペラなど。日本国内では06-09年『サントリー1万人の第九』ソプラノソロ、08年に朝日新聞『100万人のクラシック』首都圏8公演、毎日新聞『生きる2013〜森山良子with FRIENDS』、05/09/15年と3回に渡る全国労音リサイタルツアー(全35公演)など、様々なプロジェクトに参加。15年NHKニューイヤーオペラコンサートに出演。同年4月米国大リーグのナショナルズに招聘され、対ヤンキースの試合前に外国人歌手として初めてアメリカ国歌斉唱の栄誉を得る。ニューヨーク在住。
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