A Very Moving Story......
雪の日に感動した、いい話し。
一昨年のミステリオ・サマーキャンプに、スタッフとして参加してくれた義息子THOMAS。
大学と大学院で言語学を専攻し、卒業後はニューヨークのある語学学校で英語とフランス語を教えている。
実は彼、先生として人気がすごいらしい。去年の暮れには、先生や生徒たちの投票で、『その年の一番よかった先生賞=Rookie of the Year
』を受賞したくらいだから!
その彼が、昨日学校の帰り道、道ばたにお財布が落ちているのを発見。落とし主を調べなきゃ、と中身をチェックしてみると、クレジットカードや現金300ドル以上入っていたという。名前や住所など手がかりになるものは、と探してみると、、、、
癌治療用の病院の名前が書いてある
名刺が見つかった。
それを手がかりに調べた結果、その落とし主が50代の男性で名前も判明できたTHOMAS。
早速、勇気を持ってその本人に電話をかけ、あなたのお財布を見つけたので今すぐにでも渡したいと伝え、直接会う事ができたという。
落とし主に会った瞬間、目には涙がいっぱい、思わずHUGされたTHOMAS。
"YOU MADE MY DAY".(あなたに今日救われた。) と言われたという。
そこから会話が始まった、、、なんと、彼はお財布を落とす直前に、病院で前立腺癌の診断を受けた人だった。まだ早い段階だから絶対に助かると言われたけれど、目の前は真っ暗になり、ショックでたまらなく、そのことで気持ちが転倒したのか、お財布をなくし途方に暮れていたと言う。
拾ってくれた人が、あなたのような誠実な青年だったことは、天からのプレゼントだと。
そして、その彼、お財布の中から100ドルを取り出し、お礼として受け取ってほしいと。もちろんTHOMASは、そんなつもりで拾ったのではありませんから、と断ったけれど、”これは僕の気持ちだからとってほしい。”と言われたという。
NYは、安全な街になったというが、全員がよい人とは限らない。今回は、お財布を落とした穂人がとてもよい人だったことは、とてもラッキーだったと思う。
現金の入ったお財布をNYで落とした場合、お財布自体は戻ってきたとしても、現金が入ったまま戻ってくることは、ほとんどありえない。そんな街で、THOMASのとった行動は素晴らしい、と。思わず、I am so proud of you!!!! とテキストメッセージを送った。
すばらしいTHOMASのMake A Differenceだったと思う。(*ミステリオサマーキャンプから:お父さんのJOSHと、ミステリオタレントショーの写真)