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いつか、すべての子供たちに - One Day, All Children....


今日から5月、これからますます新緑の美しい季節になりますね!

新しい学年、そして新しい職場に、そろそろ慣れてきたころかな?

今日は、新刊のお知らせですよ。

ミステリオをいつも応援してくれている二人のステキな女性たちが最近本を出版しました。

まず1冊目、待ちこがれていたWendy Kopp (ウェンデイー・コップ)の書いた本が、ついに日本語版『いつか、すべての子供たちに One Day, All Children.....』として登場したのです。

Wendyと最初に出会ったのは、今から20年前、ニューヨーク、セントラルパークのピクニックでした。プリンストン大学を卒業したてのころの彼女と、女友達4人でワインやチーズを楽しみながら、将来の夢について語り合いました。

Wendy以外も同じく大学を卒業したての女性たちで、全員会社勤め、私よりずっと年下。そんな中、22才のWendy は一人とても輝いていました。

そして彼女は熱く語り続けます、”私が今始めたことは、将来アメリカを大きく変える自信があるの、これは単なる仕事じゃないのよ、ムーブメントなの。” と。

そのWendy の起したムーブメント” TEACH FOR AMERICA” は、1990年にスタート。あれから約20年たった今、クリントン元大統領やオバマ大統領も応援する教育改革ムーブメントとして、アメリカの大学生の理想の就職先として、第10位に選ばれるまで成長した非営利団体となったのです。

なぜここまで成長を遂げたのか? それは彼女のアイデアが実にシンプルで、わかりやすく活気的だったからと言われています。この広いアメリカの貧しい地域にある学校は学業成績も低い、であればトップクラスの大学を卒業したばかりの熱い想いを持った人たちを集めて、2年間教師教育を提供した後、都市や地方の公立学校育に送りこんでみようじゃないか、と思いついたWendy。

ミステリオ立ちあげの1年前、2000年の夏、”こんなことをやってみたい” と私の夢を彼女に語る時がきたとき、彼女はもの静かに答えてくれました。”夢や計画はできるだけ大きいほうがいいわ。そして何があってもへこたれないこと、あきらめないことよ。いつでも応援しているから、ガンバってね!”と。

たくさんの失敗を経験し、今こうしてアメリカのスーパースターとなったWendy が本の最後にこう語っています、”全力を傾ければ何でもできるという自信を与えてくれ、優れた教育を受ける機会を与えてくれた両親へ、心からありがとう。”と。

みなさんも、Wendyの生き方を通してきっと何か熱くワクワクするものが伝わってくるはず、
だからみなさんにも是非、この本をおすすめしたいと思います。

次の本の紹介は明日のお楽しみ!