ワシントンハイツで日本語をいかが?
ある 友達の薦めで、マンハッタンのずっと上、150丁目とアムステルダム街、Washington Heights(ワシントンハイツ)と呼ばれている地域にある学校に行ってきました。
2005年に開校したこの学校は、小学校5年生から高校生が通うNew Heights Academy (ニューハイツアカデミー)。
ここに通う生徒の日常会話は、英語とスペイン語。そんな中、毎日習う外国語がなんと日本語なんですよ。
一般的にアメリカでは学校で習う外国語の主流は、スペイン語やフランス語。それなのに、なぜ日本語なの?この疑問を解くために、Stacy Winitt校長先生に突撃インタビューをしてみました。
ずばり一言、”普通のことを習ったらみんな同じになってしまうでしょ、違うこと、また生徒に未知の世界を子どもたちにたくさん感じてもらいたいと思ったから。私は一度も日本に行ったことはないけれど、日本の歴史や文化を知れば知るだけ、素晴らしいものをたくさん持った国だと思ったからよ。それに、これからはもっともっと競争率が激しくなる時代、この時代にたくましく生きるためには、他と違うことを身につけることだと思うの、それが絶対に自信につながると信じているし。”
えええええ〜〜〜〜っ、なんだかこれってミステリオみたいじゃない? と一人で納得。ニューヨークで、日本に対してこれだけの思い入れを持った校長先生と、こうしてお話しできたことにまずびっくり。そしてもっと驚いたのは、日本語を習っている生徒たちの真剣さに、びっくり。
ちょっと想像してみて〜〜〜〜、ここに通っている生徒全員が日本語を習っているんですよ、それも毎日。かなり驚かない? 先生は交代制で、アメリカ人の男性と日本人の女性の二人。クラスも、コトバを学ぶだけでなく、日本の習慣や文化も取り入れた楽しい内容。
私が体験入学したこのクラスでは、ラーメンの食べ方について教えていました。そばやうどん系を食べる時だけは、ズルズルっと音をたてて食べてもいいんだよ、食後には楊枝(ようじ)を使って食べかすを取ってもマナー違反じゃないんだよ、と話す先生に、子どもたちは、”えーーーホントにいいの、ズルズル、って音出していいんだってさ、やってみたいよね。”と、かなり興奮気味。
将来、この中からきっと日本に行く生徒たちも出てくるはず、その時には、ミステリオにも是非遊びにきてほしいなあ、と心から願っています。
最後に、この学校のミッションを紹介しておきましょう。比較的やさしい英語なので、ガンバって訳してみてくださいね:
The mission of New Heights Academy Charter School is to provide a college preparatory education for students in grades 5-12 in Washington Heights and Inwood. Our academically rigorous curriculum will ensure that all students possess the knowledge, skills, and desire to achieve challenging post secondary education and career goals. Simultaneously, our nurturing environment of small class sizes and a focus on character education will ensure that our students develop a strong self-identity conducive to leading responsible lives as citizens in our global society.