Let's communicate from the heart! ピーターとの15分
ミステリオ♡2♡シリーズ、毎月15日はミステリオが決めた、Let's communicate from your heart! 15分♡ハートで話そう会話の日!
コミュニケーションをする時に、電話やEメールはとても便利なツールだけど、時にはただ一方的に自分の考えや思いを押しつけて相手に伝えちゃうということもあるでしょ? 気持ちがしっかり通じ合うコミュニケーションとは、自分の話しを相手にする以上に、しっかり目を見て相手の話しを聞くことがとても大切じゃないかあって思います。
そこでミステリオでは『15分ハートで話そう会話の日』に、たった15分でいいから、Eメールを使わずに家族やお友だちと直接会って、みんなでカンバセーション(Conversation = 会話)をエンジョイする日に決めました。
5月15日、コロラドから出てきた仲よしの友達と5年ぶりに再会し、まさしく15分の会話を楽しむことができました。彼の名前はピーター・クーパー(写真の彼)、シカゴの留学時代の高校の同級生。彼は今、コロラドシンフォニーのオーボエ、プリンシパル奏者。今回ニューヨークには、演奏と講義のために3日間だけの滞在。彼のスケジュールがあまりにも忙しすぎて、絶対に会えないだろうなあと思っていたのですが、コロラドに帰る飛行場へ向かう途中に電話をもらい、私の家の前にある外のベンチで会うことができたのです!
ピーターは幼少からオーボエを習い、著名な音楽学校を卒業、当時ボストンシンフォニーで指揮者だった小澤征二氏の元でプリンシパル奏者として演奏した経験も持ち、香港シンフォニー、サンフランシスコシンフォニーに長年つとめ、今はコロラドに家族で住んでいます。
彼はミステリオのことを始まる前からず〜〜〜と応援し続けてくれている、かけがえのない友だち。今回はほんとに15分しかなかったけれど、その代わりとっても素敵な話しを聞くことできました。いろんな国で演奏活動しているピーター ”世界で一番好きな場所は?”と質問してみました。すると、彼の口からあまりにも以外な答えがでてきたので、びっくり仰天してしまいました。
なんと京都にある”龍安寺(りょうあんじ)”だというのです。彼が人生に迷ったとき、つらかったとき、何か変化を求めているときに、必ず訪れる場所が龍安寺だったというのです。そして彼は語ります、”毎回行くたびに石の形や位置が変わってみえるんだ、あの庭と石を見た後に、ボクの中の何かが必ずよく変わるんだ”と。アメリカ人のピーターから、こんな話しが聞けるなんて思ってもみなかったこと。
たった15分、会ってハグしてベンチでコーヒーをすすりながら、ピーターが世界で1番好きな場所を聞けたこと、またそれが日本にあったということに、心の中がポカポカと、まるで春の日差しのように暖かくなりました。
5月15日、ピーターのことをもっと知ることができた、すてきな15分となりました。