YES, YOU CAN! - あなたもできる!
2月12日、アメリカでは民主党(Democratic Party) と共和党(Republican Party) の大統領指名候補を決める山場となるスーパーチューズデー(Super Tuesday) が行われました。その候補者の中で注目をあびている、民主党のクリントン元大統領夫人、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員(60才)と最年少のオバマ・バラック(Obama Barack)上院議員(46才)争いがとても興味深いところとなりました。
パーテイーなどアメリカの社交の場では、Politics & Religion (政治と宗教)の話しはできるだけ話題にしないほうがよいといいます。アメリカは教育レベルも違う、いろいろなバックグランドを持つ人種やさまざまな宗教が存在する国なので、一人一人意見が違うことは当然なこと。そんな中で自分の考えが一番だ、最高だ、と真剣に主張する人も多いため、政治と宗教の話題を出すことで、せっかくの楽しいパーテイーの雰囲気がこわれてしまう、と言われているからです。そのくらい、自分の国の政治や宗教を真剣に思うアメリカ人が、とっても多いというなのかもしれません。
♪ここで紹介したいのは、最年少候補のオバマ氏のミュージックビデオ。これは彼の『YES YOU CAN!』 (あなたにもできる)というスピーチをもとに、今人気のヤングミュージシャンたちが集まり、『YES YOU CAN』の歌を作曲し演奏しています。もちろん、ここに出てくるアーチストたちは、全員オバマ氏の支持者たち。このビデオは若いジェネレーションをターゲットに制作したことが、とても新しい活気的なアイデアだと注目をあびています。なんとこのビデオは、すでに200万人以上の人たちに見られているんですね! このビデオの最後のほうで、HOPE(希望)、VOTE (投票しよう)とよびかけているところもメッセージ性があるなあと思いました。このミュージックビデオを通して、オバマ氏が伝えたかったこと、それは ”YES YOU CAN MAKE A DIFFERENCE ” なのでしょう。
これからしばらくの間、大統領立候補者たちはその個性を活かして、様々なキャンペーン活動をくり広げていきます。一般市民たちも、それぞれが指示する候補者を応援するボランテイア活動を通してMake A Difference を実行していくことになります。
そして11月には、アメリカに新しい大統領が誕生します。日本にとっても、次期大統領が誰になるかは重要なポイント。これからまだまだ続く選挙活動の中で、それぞれの立候補者たちがどんなMake A Difference を展開していくのか、ワクワクドキドキの毎日になりそうです。